ヴァンパイアとイベリス〜５〜

第186話 ページ12

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｢まっちー誰と話してるの？｣


日本人の女の人が町田さんの肩からひょっこり顔を覗かせた。



｢明子さんっ、ちょっと今……｣


｢真央も気になる〜！｣


｢えっ、やめてくださっ…！！｣



町田さんを押しのけるようにグイグイっとチームJAPANの人たちがやって来た。


｢え！かわいい！｣

｢色白！日本人？？｣


チームJAPANの女子(主に真央ちゃんと佳菜子ちゃん)に質問攻めに合う。

答えを口を出す前に質問が降ってくるから答えられない。

『あのっ…』


止まらないふたりにストップをかけようとした時、背中に誰かの気配がした。


｢(人1)さんは俺のだから。樹君の彼女じゃない!｣


またまたそんな誤解を招くような発言をするのは一人しかいない。



｢えぇぇ！？ゆづに彼女！？！？｣


『違います！私はマネージャーです！ハニュウのマネージャーなんです。』



目玉が落ちてしまうんじゃないかってしまうほど目を見開く佳菜ちゃんに素早く訂正をいれた。


｢ごめんね、騒いじゃって。(人1)ちゃんって呼んでもいいかな？｣


１番落ち着いた雰囲気の明子さん。


｢一緒のテーブルに座ろうよ！お話ししよう！｣


ちょっと無邪気な真央ちゃん。


｢JAPANのテーブルにイス1つ追加しまーす！｣


相変わらず表情豊かな佳菜子ちゃん。


3人につれられ、私はゆづくんの向かい側に座ることになった。



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