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『両国間で行われていた停戦協定については今回の事件を受け、当面の凍結が発表されました』
プロンプトのスマホから聞こえる淡々と語るアナウンサーの声
ネット回線で聞くラジオに耳を傾けるノクトらだが、海の先にある巨大な城壁の中から黒煙が空へ立ち上がっていた
『また崩御されたレギス国王陛下に続き…』
＿＿ノクティス王子、そしてテネブラエ家神凪、ルナフレーナ様のご逝去が新たに確認…
伝えられた誤報、彼らしか知らない事実にプロンプトは驚いて手元を狂わせてスマホを落としてしまう
まだ誰か生きているかもしれない。上空を過ぎる帝国艦艇を睨みつけながら、王家の下で仕えていた者達の連絡を試みる
ノ「…コルか？」
艦艇のエンジン音で掻き消されるノクトの声。相手はレギス陛下に何十年も続いて守り抜いてきた、不死の将軍と呼ばれていた
会話の内容は分からない。だが、彼の表情を見るからに、状況は喜ばしくないようだった
ノ「…だよこれ……、オレ達はどうしたらいいんだよ！オヤジは？ルーナは！？王子が死んだってどういう事だ？説明しろ！」
一方的に叫ぶノクト。本人もこれは八つ当たりに過ぎない、真実かもしれないと、心のどこかで気づいてしまっている
けど、そんな罪悪感を抱く前に、ノクトはどうしても真実を確かめたかった
するとノクトはまるで弦の糸を切れたかのように、目にやどった怒りの炎は消え、王都を見つめ、軽く返事をして電話を切った
イ「…将軍か。…なんと？」
ノ「…ハンマーヘッドに向かうって」
グ「陛下は？」
黙りするノクト。答えは…、もう、出ていた
「…行きましょう。コル将軍の事よ、ここを離れた方がいいとも伝えられたはず」
先に提案したのはウェルだった。彼女の口からそんな言葉、しかもいつもと変わらない口調で言った彼女に、ノクトは信じられないと言うように目を大きく見開いて彼女を見た
ノ「…おい、何でそんなに冷静でいられるんだよ。…ルーナが、死んだかもしれないんだぞ…！？」
ウェルの目の前に距離を詰め、睨みつけるノクト。止めるイグニスだが、ノクトの苛立ちは収まらない
「だからこそよ。こんな所で愚図ってられない。…私だって信じたくない。けど、動かなきゃ」
彼女の力強く光る瞳に、声に圧倒されたノクトは小さく目を見開いて半歩下がった
…すまない。ほんの小さな声だったが、彼女は小さく口を開いて彼の背を向かう道へ押したのだった
＿＿背中は守るよ
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レイ - つ、続きが見たい……！ (2018年11月26日 0時) (
レス) id: d37583f22c (このIDを非表示/違反報告)
友那(プロフ) - プロンプトloveさん» コメントありがとうございます。ノクト寄りを予定していますが、他のキャラ達は勿論、プロンプトも絡ませる気満々なので、時間はかかりますがぜひ期待してお待ちください♪ (2018年1月10日 0時) (レス) id: 1a5a5c5e47 (このIDを非表示/違反報告)
プロンプトlove - おもしろ〜！更新まってます！プロンプト愛してます (2018年1月9日 22時) (レス) id: 689da9de37 (このIDを非表示/違反報告)
友那(プロフ) - 黒さん» コメントありがとうございます。空振りのような更新がまた続くと思われますが、楽しんでくれると嬉しいです♪最新話更新しました。ぜひどうぞ^^* (2017年12月11日 3時) (レス) id: e7dde0a6ba (このIDを非表示/違反報告)
黒(プロフ) - 面白いです！頑張って下さい。応援してます。 (2017年12月5日 2時) (レス) id: 0c537c72eb (このIDを非表示/違反報告)
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