五条家のフィジカルギフテッド3【呪術廻戦×文スト】 (ページ35)

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103話作者「乱歩さんのストラップ買っちゃった☆マジで尊い」ページ35

中也「手前っ...！」

「中也！はあ、やっと見つけた！捜したぞ！」

中也はため息をつき、すまし顔を作って三人の方に行った。

中也「お前達、無事だったか。良かったな」

「何のんびりしてんだよ中也！知ってるだろ、晶や省吾達がマフィアに攫われたの！」

中也「心配すんな。今、対処中だ。攫われた八人は無傷で帰ってくる」

「対処中ってどこが？中也がマフィアに屈服して使い走りの犬みたいに仕事をさせられてるって噂になってるんだぞ！

まあそれはいいよ。早くマフィアの監'禁潜窟(アジト)に殴り込んで痛い目見せてやろうぜ！」

中也「その前に、荒覇吐の噂について、何か追加情報は？」

「あ？ああ…勿論調べは進んでるよ。噂の数と出所を追ったけど、一番多いのはこの二週間ほどだな。

黒い炎や先代首領の噂は二週間で爆発的に増えてる」

治「じゃあ、被害が確認できる一番古い噂はいつ？」

『私にも教えて欲しいな～』ﾆｺｯ

「おい...中也？誰だこいつら？入団希望者か？」

入る気は全くないよ！

中也「まあ…そんなとこだ。悪いが、此奴らの質問に答えてやってくれ」

「まあいいけど…...具体的な被害がある古い噂って云えば、多分八年前だな。

擂鉢街をつくった巨大爆発。実際に出た被害としては、これ以前にはねえ」

『「やっぱりね...」』

あ、ハモった。

「なあ中也、こいつら本当に《羊》の新入りか？いくらお前でも、単独で新顔を入れる事はできないんだぞ。

確かにお前は強いし、一番組織に貢献してる。

でも名目上は一応、十三人いる『協議会』の一人ってことになってる。お前は強権横暴だって批判は、前から皆が」

中也「判ってる」

中也は低い声で台詞を遮った。

「そうか？………ならいいけど。ま、云いたい奴には云わせとけって話だよ。実際お前の力は皆が頼りにしてる。それは確かなんだからさ」

頼りにしてる、ねえ……

「早速戻って奪還作戦を立てようぜ。晶達が攫われたのは川の向こうの工場通りだ」