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デートのお誘い ページ5

「…僕にはわからないな。」


「当たり前じゃない。あなたは悪人で、
私は善人だもの。人種が違うの。」


少しむっとしたが、
彼女の発言を否定し切るのは難しいので辞めた。

彼女はどんな理論も正しくしてしまう。
善人という名の暴力者だ。


そんな暴力者は、またステップを踏んで
僕の数歩先に出ると、振り返って提案した。


「ところで、悪人さん。
今週末、私とデートをしましょう」


「嫌だよ。休みの日まで君の顔なんて見たくない。」


「悪人に人権はないの。
もちろん、断る権利も」


悪人にも権利を主張する権利くらいはあると
反論したいが、彼女の前では余計な体力を使うだけだ。


「納得したみたいね。よろしい。
では、当日、汚れてもいい動きやすい服装で来ること」


デートとは思えない服装の要求に
僕は嫌な予感がしてしょうがなかった。

案の定→←ステップのわけ



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設定タグ:小説 , オリジナル , ホラー   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ゆうな(プロフ) - ナズナさん» ありがとうございます!ドストレートな感想とても嬉しいです! (2016年9月3日 22時) (レス) id: 65f6c5a16f (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - 好きです!!大好きです! (2016年9月3日 22時) (レス) id: 31ccddbd6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうな | 作成日時:2016年8月27日 3時

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