ゴロゴロ(5月6日) ページ6
貴方｢何時も逃げてばかりですけど今日こそやって下さいよ!｣
そう言ってAが目を向けた先は書類の山
怒りながら言う彼女を他所に真島はソファーでだらだらと横になっていた
真島｢今日はアカンねん｣
貴方｢それ昨日も聞いたんですけど!?｣
真島｢いやいや、今日は絶対にやらんねん。Aちゃん頼むわぁ｣
寝返りをうち、もぞもぞと狭い場所で寝る真島に呆れたAはどうしたものかと考えていた
さっきからこの調子でこのやり取りは何回目だろうか
貴方｢西田さんは勿論、大吾さんも困ってますよ?｣
真島｢ええねん、ええねんそんなモン｣
貴方｢…なんで今日は出来ないんですか?理由をしっかり説明してください｣
言い合っても埒が明かないと分かったAは代わりに書類をする為にペンを持って書類に目を通しながら聞くと返事は帰ってこない
本当に眠ってしまったんだろうか
私の仕事は情報員であり、書類仕事では無いのにと思いながらもしっかりこなしていく彼女は真島組にとって女神と言われている
といっても西田が言い始めただけなんだが
それにしてもなぜ今日はダメなんだろうか
今日はなんの日か考えてみるも、休日でもなければ何か行事ごとがある訳でも無いただの5月6日
真島の誕生日は近いが、まだ1週間はある
Aはずっと疑問に思いながらも手を休ませずに書類を片付けていったのだった
真島｢ん…｣
真島はしばらくして目を覚ますと真上に登っていた太陽は沈んで変わりに月が顔を出している事に驚いていた
思っていた以上に眠っていたんだと頭をかきながら考えた真島は辛うじて部屋に入る月光を頼りに部屋の電気を付けるために立ち上がるとパセリと上着が落ちる
真島｢ぬくい思っとったわ｣
大きさ的にAのだと判断した真島はジャケットを片手に電気を付けた
真島｢…!ってAちゃんおったんかいな｣
電気を付けると机に伏せて眠っているA
そしていくつかの山で分けられた書類
真島が眠っている間に彼女が全て片付けていたのだ
書類の内容が簡潔に手書きで書かれているメモもあるあたり彼女の几帳面さが伺える
真島はそれをみてから彼女を持ち上げてソファーに寝かせて部屋を出た
次の日、Aは真島に昨日やらなかった理由を聞くと
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レイナ(プロフ) - 雲雀さん» ありがとうございます!不定期ですがよろしくお願いしますｯ (2021年2月25日 23時) (
レス) id: 62f57f1f40 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀(プロフ) - 短編連載おめでとうございます！これからの展開が楽しみです！！ (2021年2月25日 16時) (レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：★レイナ☆ | 作成日時：2021年2月23日 15時
