気だるげヒーロー志望〔僕のヒーローアカデミア〕 (ページ9)

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8話ページ9

貴方side

｢…おい。終礼終わったぞ｣

貴方｢ん…相澤せんせーか。今日も戸締りが出来なくて起こしに来ました?｣

どれくらい寝たんだろか。個性解除した瞬間頭痛で意識飛んでたからな

相澤｢お前が授業に出なかったと先生方から話は聞いている｣

貴方｢あはは｣

いつの間にか空は夕焼け色に染まっており、その眩しさに目を細める

相澤｢はぁ。戦闘訓練の映像を見させてもらった｣

貴方｢私に見込み無しとでも言いたいんですか?｣

相澤｢残念ながら見込みは大いにある。状況判断が出来ていた。コスチュームも悪くない｣

貴方｢そこですか??｣

相澤｢ゴーグルだともし割れたとして硝子が目に入る可能性があるがあの目隠しはそのような可能性がないと思っただけだ｣

貴方｢私もそれ考えてたんですよー。コスチューム着る時以外も着けようかな｣

相澤｢止めておけ｣

いいと思ったんだけどなー

私は人より光に反応してしまうから曇りの日でも眩しく感じるし、その一瞬で頭が痛くなるからね

相澤｢痛静、大丈夫なのか?｣

貴方｢?何がですか??｣

相澤｢何でもない。それよりさっさと帰れ｣

昨日からなんなんだ相澤先生

まぁ、言われた通り荷物を取りに行って帰ることにしたんだけど…

なんだか教室が騒がしい

後ろから教室に入ると前の方で緑谷くんが囲まれてるのが見えた

結構重症だったんだ

貴方｢常闇くん、何してるの?｣

取り敢えず席の近くにいる常闇くんの所へ向かうと2人名前が分からない人が居た

常闇｢反省会だ｣

?｢ウチの名前は耳郎響香。響香でいいよ｣

?｢俺は尾白猿尾。よろしく｣

貴方｢痛静A。好きなように呼んで｣

相手から自己紹介してくれるのは有難い、それに乗るように自分も名乗った

常闇｢騒々しい…｣

あー。緑谷くん達の事か

緑谷くんを褒める声が聞こえる

飯田｢常闇くん!机は腰掛けじゃないぞ。今すぐ止めよう!｣

ふーんと思っていたら飯田くんがビシッと注意してきた

響香｢いいじゃんそのくらい｣

飯田｢!?｣

尾白｢てか何その手｣

飯田｢君達…偉大な先輩達が使用してきた机を蔑ろにする行為を感化する事は出来n((｢｢騒々しい｣｣

こうして今も手を上下に振るって事は癖なんだろうね

貴方｢飯田くんの話もわかるけど、この綺麗さからして新品だと思うよ。こうして私たちが使って飯田くんが言うように偉大な人が使った机って言われるのかな?｣