気だるげヒーロー志望〔僕のヒーローアカデミア〕 (ページ36)

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35話ページ36

貴方side

リカバリー｢この子がやってなきゃまともに動かせない状態が少なくとも１ヶ月は長引いてたよ。ほら、今日はこれで帰んな！((ﾍﾟｼｯ｣

相澤｢痛てぇ｣

貴方｢そりゃあ怪我治ってないんですからー…い゛ｯ!｣

相澤｢ヘラヘラ笑ってるんじゃねぇ｣

いや、それでもわざわざ肩の怪我叩かなくても良くない?

リカバリー｢アンタと違ってこの子は今日も怪我してるんだから｣

貴方｢そーですよぉ。せんせーひどい｣

相澤｢そんだけ言える元気あんなら大したことねぇよ｣

リカバリー｢ほら2人ともさっさと帰んな!｣

そう言ってグミを手渡されると背中を押され保健室から追い出されてしまった

相澤｢はぁ…痛静はさっさと帰れ｣

貴方｢せんせーは?｣

相澤｢俺はお前らの指名に関する書類作成がある｣

確かに休み明けに発表するって言ってたなぁ

貴方｢お仕事ご苦労様です｣

相澤｢分かってんならさっさと帰れ｣

貴方｢んー。あっ、今日学校泊まってm((ダメに決まってんだろ｣

貴方｢まだ最後まで言ってないんですけど！｣

相澤｢ふざけた思考のお前の事なんか最後まで聞かずとも分かる｣

貴方｢その言い方酷いなぁ。まぁ今日は大人しく帰りますよ。ではまた来週｣

先生に手を振ると嫌そうな顔をしたが構わず振り続けて住んでいる施設に帰った

貴方｢ただいま戻りました｣

｢アンタどこほっつき歩いてんの!?早く夕飯の支度をしなさい｣

帰った人に向かっての言葉がそれか

体育祭のこと言ってくれるかなと一瞬期待したのに残念

荷物を置いて直ぐに晩御飯の支度を始めた

｢ねぇー、ごはんまだー？｣

｢ゆうたくんごめんなさいね、もうすぐ出来るから。…アンタのせいでお腹を空かせてるじゃない。さっさと動きなさい｣

これはいつもの事だ、何も思わない

調理をし終えると職員達がさも自分たちが作ったかのように子供たちを席につかせて料理を振る舞い、その間私は風呂掃除

戻って来た頃には私の分のご飯は無くなっていて、食器を片付けてみんなが寝静まる頃にお風呂に入って勉強をしてから寝る

この生活が嫌に思ったことがあるけど逃げ出したいとは思ったことがない

施設から出ても私一人では生きていけないし当然頼れる人も居なければ親戚もいないからね

ここの職員は私以外の小さな子達を可愛がって私にはこの扱い

これ以上考えるのはやめよう

今日は寝ることにした