気だるげヒーロー志望〔僕のヒーローアカデミア〕 (ページ23)

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22話ページ23

貴方side

2週間

人使達の宣戦布告を受けてから立った日数だ

あの後、人使に痛静は敵ではなく仲間として思ってるって言われたっけ

そして今日…ついに雄英体育祭当日だ

ミッドナイト｢選手代表、1-A爆豪勝己!｣

入試1位だったらしい爆豪くんが呼ばれて、ポケットに手を突っ込みながら台に立つ

爆豪｢宣誓。俺が1位になる｣

さ、流石爆豪くんっぽい…

周りから大ブーイング

それもも動じずに元の位置に戻るのは凄い

ミッドナイト｢さぁーて、それじゃあ早速始めましょう。第一種目は所謂予選よ!毎年ここで多くの者が…｣

予選と言うことはここで頑張んないと何も出来ず目立たずに終わるって事か…

いつの間にか種目が発表され、透明スクリーンに障害物競走と文字が出ていた

ミッドナイト｢計11クラス全員参加のレースよ。コースはこのスタジアムの外周約4キロ!我が校は自由さが売り文句。コースを守れば…何をしたって構わないわｯ!さぁさぁ、位置に着きまくりなさい!!｣

何をしてもいいと言う事は個性を使うということ。ということはそれだけ難関コースであること

スタート位置の場所取りから戦争だ

我先に前へ出て、ごった返している

それだけでも嫌なのにドームを出る道は細い

あそこで変に入っても体力を使うだけ

ミッドナイト｢スタートｯ!!｣

皆がスタートの掛け声で飛び出していくなか、私だけその場に留まった

マイク『どうしたA組の痛静!どんどん置いてかれるぞ！何か言ってやれよミイラマン!』

相澤『痛静なりの考え方があるんだろう。それにあいつは人混みが嫌いと聞いた』

マイク『ソイツはこの状況はシビィーな!』

何なんだこの実況…

だけど聞いてるうちに空いてきた

貴方｢リミッター解除Lv3。さぁ、行こうか!｣

少し遅めのスタートでしか見えない考えだってあるでしょ?

まずドームの出口直ぐで何人もの人が凍っている

これは轟くんに間違いない

床が滑って走れないが逆に滑れば問題ない

スケートの要領でなるべく平らな道を滑ると難なく突破出来た

ここからが本題だ

目の前には入試で見た仮想ヴィラン

ここは走るが勝ちだな

攻撃をかわしてひたすらに走ってどんどん追い抜いて行く

やっとロボゾーンを抜けると今度は崖が見えた

崖と崖の間にはロープが掛かっている綱渡りゾーンのようだ

崖轟崖の間は結構あるから縄を使うのは必須

立ち止まらずにジャンプだ!