気だるげヒーロー志望〔僕のヒーローアカデミア〕 (ページ20)

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19話ページ20

相澤side

気づいたら病院のベットの上だった

あの事件からどれくらいたっただろうか…

見た所全身包帯で巻かれている

最後の記憶は何だったか…

起き上がる気力も無く、少し黒いシミがある天井を見つめて考える

確かノームとかいうバケモンみてぇに強ぇヤツに捕まっちまって

狙いを変えたヴィランが蛙水に触れる直前に崩壊の個性を消した俺はその瞬間、ノームから離れていて変わりに痛静に抱えられてたんだ

そっからは記憶は曖昧だが、痛みが引いて何度か痛静が戦闘中に個性を消したのは覚えてる

俺の捕縛布を使ったのも

だが、あれからどうなったんだ…

"ｶﾞﾗｶﾞﾗ"

｢よぉイレイザー!｣

相澤｢騒がしい｣

マイク｢折角見舞いに来てやったのにシビィーな!｣

騒がしく入ってきたのはマイク

今日はオフなのか私服だ

マイク｢そんだけの怪我で済んで良かったぜ。痛静に感謝しねぇと｣

相澤｢生徒に助けられるなんて教師の恥だ…｣

マイク｢それだけ慕われてるって事だろー?スナイプのヤツが言ってたぜ。"オレは大丈夫だからイレイザーヘッドを"って!痛静スゲェよな、自分も怪我してんのにイレイザー担いで戦うなんて｣

相澤｢…怪我?｣

マイク｢知らねぇのか。隣の病室で((そうか｣

マイク｢おいおい、動くにはまだ早えぇって｣

足は怪我していない

マイクの話を聞かずに隣の病室へ向かった

相澤｢痛静…｣

貴方｢相澤せんせー、もう動けるんですねぇ。あっ、そうだ。ここに座ってせんせー｣

マイクの言う通りベッドに座っていた痛静は右肩から腕にかけて包帯が巻かれており、血が滲んでいる部分があるのが遠くからでもわかる

相澤｢痛静｣

貴方｢来ないなら私が行きますよー。両手包帯巻いてるから手繋げないや、じゃあ肩で｣

俺の話を一切聞かず、1人で話を進めていく痛静は俺の両肩に手を置いて目を瞑った

貴方｢リミッター解除Lv5治癒力強化(ﾎﾞｿﾘ)…おまじない掛けておいたよ、せんせー。リカバリーガールさんと違って体力を活性化させてる訳じゃないから直ぐには治らないけど、普通より早く治る。これ毎日かk((痛静!｣

貴方｢…なーに?せんせー｣

自分の個性をを解除し、やっと話を聞いた痛静は静かに顔を上げた

相澤｢済まなかった…｣

貴方｢せんせーは何も悪いことして無いのに何に謝ってんのー?｣

痛静は笑顔で、しかし死んだ目で聞いてきて俺は答えることが出来なかった