気だるげヒーロー志望〔僕のヒーローアカデミア〕 (ページ18)

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17話ページ18

貴方side

貴方｢うわぁｯ…!!｣

お、落ちる!?!?

…あっあれ?痛くない

痛みを覚悟して目を瞑ったが衝撃も無ければ浮遊感もない

｢大丈夫か?｣

貴方｢ｯ…!//ありがとう、轟くん!｣

謎の正体は轟くんでした

轟｢あ、あぁ｣

地面に下ろしてもらい、辺りを見渡すと折れた木に土、流されて潰れた建物

轟｢土砂ゾーンか｣

貴方｢…くる!｣

気配を感じて轟くんに伝えると地面を凍らし、そのままヴィランも凍らしていく

ヴィラン｢な、なに!?｣

轟｢子供相手に情けねぇな…しっかりしろよ。大人だろｯ｣

轟くんが正面を相手してる間に後ろから来たやつを個性を使って倒していく

轟｢散らして殺す、か…言っちゃ悪いがアンタら。どう見ても個性を持て余した輩以上には見受けられねぇわ｣

ヴィラン1｢こ、コイツ移動してきた途端に…｣

ヴィラン2｢本当にガキかよ!｣

轟｢なぁ、このままじゃアンタら。ジワジワと身体が壊死していくわけなんだが…俺もヒーロー志望。そんなひでぇ事はなるべく避けたい。あのオールマイトを殺れるっつう根拠、策ってなんだｯ?｣

黙りか

貴方｢ﾁｯ…そんな簡単に言うわけないよねぇ。ここは任せるよ。私は他んとこ見てくる｣

ここは轟くんだけで何とかなる

他で私に出来ることをしよう

ここは雑魚ばっかりだったけど他は強敵かも知れない

気を引き締めないと

壁の縁に登り辺りを見渡す

!?

真ん中の噴水広場の前でイレイザーヘッドが黒い脳みそが見えた化け物に捕まってるのが見えた

その近くの水辺で緑谷くんと梅雨ちゃん、峰田くんが息を潜めて隠れているのが見える

本当は使いたくなかったけど…リミッター解除Lv5…

イレイザーヘッドを助けられるのは"オレ"しかいない

隙を伺え。アイツはプロヒーローであるイレイザーですら敵わない相手だ

まともにやり合ったら直ぐにこっちが殺られる

探っている間にもイレイザーは腕を折られ、顔面をアスファルトに叩きつけている

これ以上はマズイ

だが、主犯らしきヤツとワープのヤツがいて動けない…

その時、1人が梅雨ちゃんの方を見た

あそこは緑谷くんがいるから大丈夫

俺はこの一瞬で個性を発動して脳みそのヤツへ効くかは分からないが、とてつもない頭痛状態にさせて更に隙を狙って飛び込んだ

いけるｯ…!

イレイザーを掴んでいたヴィラの手が緩んだ隙に、今度はオレがイレイザーヘッドを掴んだ