気だるげヒーロー志望〔僕のヒーローアカデミア〕 (ページ14)

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13話ページ14

貴方side

貴方｢…白い天井｣

｢おや、起きたんだね｣

貴方｢リカバリーガールさんですか｣

ということはここは保健室

時計を見ると終礼も終わってる時間だった

リカバリー｢アンタ個性の使い過ぎで倒れたんだって?｣

貴方｢そうですねぇ。ビックリです｣

リカバリー｢随分と軽い反応だねぇ。ここに連れてきた2人がどんだけ心配してたか｣

2人って人使と相澤先生だよね

｢よぉ、起きたか｣

貴方｢相澤せんせー。ご迷惑をおかけしてしました｣

相澤｢別にいい…もう大丈夫か?｣

貴方｢えぇ。これ以上長居しても迷惑だと思うんで帰りますねー｣

鞄取りに行かなきゃ

呼び止める先生方の声を無視して保健室をでる

もう体調は通常運転だ

えーと出たのはいいけど…ここどこだよ

まだ校内全体を歩いたことないから分からないんですけど

取り敢えず見たことがある景色を探し歩いてみると人使がいた

人使｢もう大丈夫なのか?｣

貴方｢うん。…あのさ、教室ってどこ?｣

人使｢痛静って方向音痴だな｣

貴方｢校内を知らないだけだから｣

冷やかしつつも案内してくれるなんて良いヤツだよね

貴方｢そういえば、終礼って1時間以上前に終わったのにどうして残ってたの?｣

ヒーロー科ならこの時間でも可笑しくないけどそれ以外だったら6時間目で終わるし…

部活に入ってんのかな

人使｢…別に、ほらヒーロー科の教室だ｣

いつの間に…

A組に入ると今日はみんな帰ったようでガランとしている

急いで荷物まとめないと

貴方｢おまたせ｣

人使｢A組だったんだな｣

ヒーロー科に入れなかった身として私は彼にとって目障りなのかもしれないなぁ

それでも何も言わないのが彼の優しさなんだろうか

人使とは家の方面が同じという事でそのまま2人並んで歩く

そういえば伝えてなかった

貴方｢私、これだけは言いたかったんだよね。やっぱり人使の個性はヒーロー向きだって。キミが居なかったら安全に皆を避難させる事が出来なかった｣

人使｢あれは痛静の個性があったからこそ｣

貴方｢もっと自分の力を信じてみなよ?ヒーロー目指してるんでしょ??｣

人使｢ﾌｯ…そうだな｣

貴方｢でも今日知り合ったばかりなのにここまで話すとは思わなかった。クラスは違うけどこれからもよろしく｣

人使｢あぁ｣