玖拾捌 ページ6
貴方side
…あれ?どうして断れって思ったんだ??
自分でもよく分からない
女性「嫌です…私、他に好きな人が…ごめんなさい…!」
真島「ッ…!」
兄さんは驚きながらも少し寂しそうな顔をする
それに反して俺は喜んでいた
まただ。この気持ち
桐生「真島、やめろ!」
まじにぃの沈黙の中で桐生さん達が2人を見守る中、俺だけ他のことを考えていた
真島「そうか…正直な子や…ええ!それでええ!ほれ、ココ危ないで!」
いやアンタが危険な場所に留まらせたんだろ
真島「早よ行き」
桐生「読めねぇなぁ。あんただけは…」
真島「俺は正直モンが好きなだけや。人の顔色伺ったりせんと。俺がそうやからなぁ」
桐生「そうかい」
真島「この前はイイとこで邪魔が入りよった…ココで"
ここで戦うのか…
ここだと巻き込まれるし、遥ちゃんの所で待ってよ
ケリつけると言っても万全の状態じゃないのによく桐生さんと喧嘩出来るよね
貴方「遥ちゃん、久しぶり」
遥ちゃんがいる階段に座ると遥ちゃんと一緒にいた女性も座った
遥「月城お兄さん、この前会ってからそんなに経ってないよ?」
貴方「おー、名前覚えててくれたんだ」
遥「うん」
貴方「そこのお嬢さんもこんばんは」
女性「?こんばんは」
貴方「遥ちゃん飴どうぞ、お嬢さんも」
この前上げたように手渡して自分も口にすると幸せが口の中いっぱいに広がる
遥「お兄さん怪我してるの?」
貴方「へ?」
遥「包帯が見えたから」
腕上げた時に見えたのかな
貴方「大したことないから心配しなくていいよ」
"バンッ!!!"
急にもの凄い音がして見てみると地面が崩れ落ちていた
そこまで劣化してたか…?
少し上から覗き込むと2人はまだ殺りあっている様子
だがそろそろ決着がつきそうだ
どっちが勝つにしろ2人を引き上げなければならないので組員に連絡を入れて来させなければ
真島「桐生…ホンマ…ゴツイわ。お前…は…クッ(バタン)」
そうこうしてるうちに片が付き、まじにぃは気絶したようだった
呼び寄せた組員達で彼らを引き上げると桐生さんは何も言わず遥ちゃんと女性を連れて直ぐに去っていった
今日の桐生さんは感じ悪いわ
まじにぃの腕を自分の肩へ回して少し引きずりながら歩いていると携帯が鳴った
貴方「誰だよこんな時によぉ」
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レイナ(プロフ) - 糸野さん» コメントありがとうございます!シリーズが長いので引っ付くのに時間がかかりそうです…。久々のコメントで舞い上がりました、ありがとうございます!!!!! (2021年4月11日 10時) (レス) id: 62f57f1f40 (このIDを非表示/違反報告)
糸野(プロフ) - えっもう文豪??ってレベルで面白い作品です!いやー真島の兄貴が際立ってて最高!!これから恋愛ストーリーも発展していんですか!?みたいなドキドキもあって最高です!!更新頑張ってくださいね! (2021年4月11日 2時) (レス) id: 30290ca38a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりん | 作成日時:2021年3月12日 21時