弐佰陸 ページ24
貴方side
ホステス「お客さん、連れてきたよ」
お酒を入れてもらった分はするという事で連れてきてくれたのは水色のドレスの娘
?「よろしくお願いしまーす。アユミです」
貴方「よろしくね。取り敢えず座って」
?「はーい」
ホステス「さっきの写真の人…アユミちゃんの知り合いみたい」
真島「ホンマか!」
アユミ「ホンマホンマ。多分、ウチの中学の同級生、川村やで」
席に座ってすぐ本題に入ってくれるあたりいい子なんだろうな
こういうのって"ウチにもお酒入れてくれる?"とかから始まるのかとばっかし思ってた
それにしても中学時代の同級生って覚えてるもんなんだな
中学だったら今と顔付きとか変わるだろうしよく分かったねぇ
アユミ「クラス違ったし、怖い感じやったからあんま近づかんかったけど」
まぁヤクザになるくらいならそりゃ昔から怖いか
真島「その川村のことを探しとるんや。なんか知らんか?」
アユミ「うーん。なんか借金とりに追われとるって噂があった」
貴方「借金?」
アユミ「あいつ、ギャンブルが原因で、すんごい借金、背負ってたみたい。うちの友達も何人か、お金を貸してって。どうせ貸してもかえってこんから、みんなかさへんかったみたいやけど」
相当金欠で苦しんだんだろう
貴方「それで闇金に手を出したって事か…」
アユミ「そうそう、それで利子が膨れ上がったみたい。いっつも、その筋の人から追われとったって」
真島「そうか…他に何か知っとることはあるか?」
アユミ「うーん、他には何にも…すんません、あんまり役に立たんくて」
真島「いや、十分や。また何か思い出したら、ここに連絡くれ」
アユミ「はい、分かりました」
貴方「2人とも、ありがとう」
礼を言ってグラスに入った酒を飲み干し席を立った
貴方「金貸しんとこ回ってみるか?」
真島「せやのぅ。情報集めな…ッ!?」
勘定を済ませて店を出ようとすると、先に出たまじにぃが驚いた声を出した
何かあったのか
まじにぃを追いかけて店を出ると知らないカタギではなさそうな人が5人、彼を囲んでいた
ヤバいな。合流しねぇと
真島「ほう…これだけ警戒されるっちゅうことは…黒幕さんに近づいとるっちゅうことかのう…?」
まじにぃを囲んでる奴らの隙間に入り込み背中合わせに立つとまじにぃは少し振り向いて不敵に笑った
真島「こっちは何時でもええで…かかってこいや!」
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レイナ(プロフ) - 糸野さん» コメントありがとうございます!シリーズが長いので引っ付くのに時間がかかりそうです…。久々のコメントで舞い上がりました、ありがとうございます!!!!! (2021年4月11日 10時) (レス) id: 62f57f1f40 (このIDを非表示/違反報告)
糸野(プロフ) - えっもう文豪??ってレベルで面白い作品です!いやー真島の兄貴が際立ってて最高!!これから恋愛ストーリーも発展していんですか!?みたいなドキドキもあって最高です!!更新頑張ってくださいね! (2021年4月11日 2時) (レス) id: 30290ca38a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりん | 作成日時:2021年3月12日 21時