陸拾参 ページ20
貴方side
まじにが吹っ掛けるとぞろぞろと仲間と思わしき人らが出てくる
組員「兄貴とかそんなもんどうでもいい…全員殺れ!!」
西田「お、親父ィ…!」
ったく…
貴方「ついこの前誕生会で気合い入れ直したんじゃねぇのか!?」
西田「ッ…はい!西田行きますッ!!」
危なくなったら助けるから頑張れよ
さっき俺が言った弱い宣言を鵜呑みしたのかまずは俺を狙うと決めたらしい
組員「まずはおめェからだぁ!!」
貴方「真正面からしか狙えないのか??」
相手は荒削りな戦い方で次に何処に仕掛けるかが手に取るように分かる
組員2「ッ…!?避けってばっかじゃ意味ねぇんだよ!」
貴方「おっと」
後ろからバットで殴ろうったてそんな大振りだったら避けられるよ
そろそろ反撃しないと。西田も頑張ってるけど押されてるし
相手のバットを掴むと力任せに引っ張るので手を離すと思惑通りバランスを崩したのでその隙に思いっ切り蹴り飛ばす
組員2「グハッ…!!」
これくらいの雑魚なら力任せでも勝てるけど、桐生さんとかまじにぃ、まぁ組長クラスになるといくら女を捨てたからって力だけでは勝てない
そこを技術で補うんだけど
貴方「バット貰うよー」
バットを拾い上げて起きないように体に振り被るとウッと音を上げた後完全に伸びた
西田もうぼろぼろじゃない?
西田の後ろに回ると、ビクッとした
貴方「頑張ったじゃねぇか。こっからは任せ…な!!」
組員3「グホッ…!」
言ってる途中で来んなよ!
西田「ありがとうございますッ!!」
貴方「さぁ、まじにぃ伝授のバットをご堪能下さい」
そのあとは難なくまじにぃが大半を締めていたので直ぐに片付いた
組員「う、うう…」
真島組組員達「お、お疲れ様です!遅くなりました!」
片付け終わった後に来るとか遅くない?
西田「遅いっすよ!m「えぇ。」」
気にせずまじにぃは車から子供を下ろして組員達が乗ってきた車に乗せ変えた
西田「お、親父、いったい何を…!?」
真島「おう西田ぁ。そのガキ、バッセンまで持ってけや」
西田「え、いや、嶋野の親父のトコに連れていかないと…」
真島「あぁん?何か言うたかぁ…?」
西田「いっいえ!わかりましたぁ!!」
真島「おい、目立っていけや!」
西田はビビりながら数人の若衆を連れてバッセンに向かった
真島「ヒヒ…楽しくなってきたでぇ」
貴方「まじにぃがまさかなぁ」
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作者名:ぷりん | 作成日時:2021年1月3日 15時