死蝶は舞う2〔龍が如く〕 (ページ49)

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玖拾弐ページ49

貴方side

真島｢来たな、桐生ちゃん｣

桐生｢ここに来りゃ、俺を狙う連中を撒けるって話だが…｣

真島｢ヒッヒッヒ…それはちゃうな。追手を撒くのはこれからや｣

貴方｢その追手が来たようだよ｣

桐生｢なに?｣

左からぞろぞろとやって来る奴らは見た事がある顔ばっかり。どこで見たかは忘れた

真島｢ほれ、団体さんがお出ましになったで!｣

?｢やっと追い詰めたぞ、桐生!｣

桐生｢!?｣

?｢この時を待ってたぜ桐生!たった10年くらいくさいメシ食ってた程度でお前がしでかした罪が消えると思うなよ｣

桐生｢元・堂島組の連中か…｣

あー、見たことあるって思ったらそういう事ね

真島｢なるほどのぅ、しつこいヤツらやと思ったらそういうことやったんか…終わった喧嘩を何時までもズルズル引きずっとるやなんて、小さいヤツらやのう｣

親殺しは喧嘩ではないぞ、まじにぃ

貴方｢あっ、そういえば大半風間組になったよねぇ。堂島組自体まだ残ってんのに。親が大事なら組移動しなくて良かったのでは??｣

元堂島組1｢はぁ!?何言っt((真島の兄貴と月城の叔父貴は邪魔しないで下さい。これは身内の問題ですから｣

貴方｢ふーん。桐生さんを追い詰めるために俺らを尾行したのに。そっちから絡んで来たんだろうがよぉ｣

真島｢いや、それより俺と桐生ちゃんの喧嘩を邪魔するヤツは許さんで!｣

元堂島組｢な、なんだと…!｣

俺はいいけど、まじにぃ堂島組のやつらとか敵に回して大丈夫??

真島｢ほな、桐生ちゃん。邪魔者はさっさと片付けて、俺と本気の喧嘩…しようやないか!｣

桐生｢そういうことかよ。ったく、あんたらしいな｣

元堂島組｢く、くそ、ナメやがって…かまわねぇ、3人ともやっちまえ!｣

貴方｢はぁ、ホントに自由なんだから…かかって来いｯ!!｣

桐生さんは素手
まじにぃはドス
俺は小型ナイフ

3人バラけて敵を倒していく

1件バラバラだが味方の背後が取られそうになったらお互い助け合う。良い連携プレーが自然に取れて気分は最高だ

あっという間に最後の1人まで減りあとは桐生さんに任せてまじにぃの元へ歩く

この後桐生さんとまじにぃ戦うんだよね

元気だなぁ

まじにぃの元へ着く手前で丁度最後の1人を殴り倒したらしい

桐生さんがこちらへ向かう途中、視界の隅で何かが動いたのが見えた

倒したヤツの1人がチャカを持ったのが見えたのだ

"ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ"

乾いた音が鳴り響く