陸拾 ページ17
貴方side
愛用の鬼炎のドスを使わないあたり今回も手加減していたのであろう、割と直ぐに決着は着いた
ゴロ美「やっぱ、ゴツいのう、桐生ちゃんは…」
桐生「アンタの方こそ…その格好で、よく闘えるな」
ゴロ美「ヒヒヒ、桐生ちゃんの為に作ったドレスやからな!結構動きやすいで!」
桐生「いや、そういう意味で言ったんじゃねぇんだが…」
ゴロ美「おもろいなぁ。まぁ、今回はたっぷり楽しませてもろた。お前の腹ん中も少しだけどわかったしなぁ。今後の参考にさせてもらうわ」
桐生「まだこんなことを続けるつもりか?」
ゴロ美「ヒヒヒ、それはお前次第や。ほなまたな、桐生ちゃん!」
またなって店と俺を放置して行きやがって…
というかゴロ美で帰ったわ
桐生「月城は行かないのか?」
貴方「俺は店に戻るよ。今回の料金は俺が払っとくから桐生さんは帰っていいぞ」
桐生「すまないな。じゃあ」
桐生さんが見えなくなるまで見届けたあと、店に戻ると店長が駆け寄ってきた
貴方「桐生さんは帰ったよ。代金は俺の給料から引いといて。真島吾朗はもうここには来ねぇから安心しな」
店長「そ、そうですか。えー、月城さん。これからもよろしくお願いします」
貴方「ああ、呼ばれたら行くから。早乙女さん来たら言って。…じゃあ今日は帰るよ」
今日はさっさと帰ろ
「月城ちゃん」
貴方「えっ、まじにぃ!?」
1度帰ったみたいでゴロ美からまじにぃに戻っている
やっぱこれがしっくりくるよね
真島「よう。終わったんやな」
貴方「どうしてここに?」
真島「久しぶりに飯でも食いに行こう思ってな」
貴方「それはいいが…どういう風の吹き回しだ?」
いつものまじにぃなら喧嘩でもしにぶらつく筈なのに
真島「そう深く考えでえぇ。ほな行こか」
まじにぃの斜め後ろで歩く
飯といっても何処だろう?
無言でついて行くと養老乃瀧の前でまじにぃが止まったので慌てて止まると店に入って行った
真島「嬢ちゃん2人や。個室頼むわ」
店員「はっ、はい!こちらへどうぞ!」
案内され席に座ると直ぐにまじにぃが注文していく
真島「ほな頼むわ。…はぁーっ」
店員が戸を閉めると同時にまじにぃはため息の後伸びをしたのを見てつられて自分を伸びをする
真島「キャバ嬢疲れたわ」
貴方「1週間したんだから仕方がないよ」
真島「だが、いい喧嘩やったわ。前より少しやが強なっとった」
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作者名:ぷりん | 作成日時:2021年1月3日 15時