四十一人目 ページ43
Aside
カイト「ゆう、君が俺の事忘れてなくて嬉しかった。俺の事許してくれて嬉しかった。それに何より、ゆうが俺の事好きって言ってくれて、嬉しかった。
ゆう、俺、君が好きだ。
二人ともこんなに成長したんだ。良ければ付き合ってほしい…な」
照れくさそうに笑ったカー君はへへっと頭を掻いた。
私は涙が溢れそうな顔をカー君の胸に押し付けた。
A「もちろんっ……!!」
カイト「良かった♪」
そう言って頭を撫でてくれる温かい手。
初めて会った時と変わらない手。
カー君の手が肩に下りてくる。
A「ん……？」
私が首を傾げると、カー君は少し腰を落とし、目を閉じた顔を近づけてきた。
そして、唇が重なった。
カイト「んっ」
A「んっ……ファーストキスだ…♪」
もしかしたら私じゃない“アタシ”が他の人としてるかも知れないけど、それでも私にはファーストキス。
カイト「ゆう、あの、悪いんだけど、ゆうのファーストｋ」
カー君の口を塞ぐようにもう一度キスをする。
A「私にはファーストキスなのっ」
いつもよりも強い口調になっちゃったけど、これだけは譲れない。
と、カー君の目が少し大きくなった。
カイト「そろそろ…みんなのとこ行こうか？」
A「うん」
カー君に続いてコジマ(…だっけ？)先生の家を歩く。
薄暗い廊下を歩いて、とある部屋のドアを開けた。
コジマ「あ、戻ってきた〜!!」
アブ「二人で何してたの〜？(ニヤニヤ」
セピア「何してたの？」
Zacky「セピア先生まで、やめて下さいよ」
いざなむ「かいちゃんも青春し始めたのか〜…」
カイト「にゃむさんも青春しなよ〜ｗ」
シエル「にゃむさんのお相手はこのシエるんるんがいたします!!ｗｗ」
いざなむ「いらねぇ…」
アマみそ「マジで嫌がってるｗｗ」
茸「Aちゃん、ゲームする？」
A「…うん、やりたいです」
茸「はい、コントローラー」
死神「あ、これ協力プレイですからね？」
ぺいんと「じゃ、じゃあ僕変わる？」
私は首を横に振った。
クロノア「よかったなぁ、ぺいんてぃ」
ぺいんと「はい!!」
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