三十人目 ページ32
アブside
セピアさん家の階段を上り、近くの寝室に歩く。
Aちゃんをベッドに寝かせた俺は、少し横で眺めてみることにした。
A「ん…先生…?」
アブ「はいはーい、アブ先生ですよー♪」
A「先生……」
そう言ったAちゃんは、俺の首元に手をかけた。
A「先生…アタシと、遊びましょう…?」
一言一言に込められた半端ない色気にさすがの俺も少しクラッとする。
おっと…これは……。
Aちゃんの人格のうちの一人…だよね。
アブ「Aちゃん、アブ先生を誘惑しても無駄…」
A「先生お願い…アタシと、遊んで下さい……ダメですか…?」
アブさん困っちゃう!!
でも…誘ったの向こうだし…バレなきゃ犯罪じゃないよね。うん。
アブ「じゃ、ちょっとだけだよ…?」
Aちゃんにキスをする。
「んっ」と声を漏らすAちゃん。
アブ「……Aちゃん、アブ先生のせいにしないでよ?」
そう言って少し開いているAちゃんの口に自分の舌を侵入させる。
A「さすが先生…そうでなくちゃ…」
だんだんと体の距離が詰まっていく。
Aちゃんが体を引けば、俺がその距離を詰める。
ついには俺もベッドに寝転ぶ形になってしまった。
これまずくね?
生徒の子とか入ってきたら俺終わりだ…。(フラグ)
それでも、互いの動きは止まらない。
その時。
Zacky「アブせんせーい。長いっすよぉー」
ガチャッ
うわ、オワタ…。
フラグ回収乙って文字が大量発生してるよ。
Zacky「ちょっ、アブ先生!!///」
その後、Zacky君の手で俺とAちゃんは引き剥がされた。
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