二十九人目 ページ31
アマみそside
セピア先生の家のチャイムを鳴らす。
セピア「はいはーい」
中からセピア先生の声が聞こえる。
ガチャ
アマみそ「おじゃましまーす」
セピア「あ、一人？まぁ、静かにしてね。Aちゃんがお疲れみたい」
リビングに入ると、Aちゃんがソファで寝ていた。
アマみそ「なんか変なことしてませんか？」
セピア「し、してないよ!!」
その時。
A「……あ？」
アマみそ「ほら!!起きちゃったじゃないですかセピア先生!!」
セピア「え、俺？」
A「ったく、っるせぇなぁ。アタシ今何してた？寝てたろ。静かにしてろよ」
え。
セピア先生に耳打ちする。
アマみそ「セピア先生、今のAちゃんの人格って…」
セピア「うん…触れない方がいいと思う」
こわっｗ
・・・数時間後・・・
もうゲーム部のみんなも全員集まって、ゲームをワイワイとやっていたとき。
A「う、うぅんっ……」
全員の視線がAちゃんに向く。
A「っあ、おはようございます…」
どうやらさっきのAちゃんではないようだ。
アブ「まだ眠い？」
A「………」
Aちゃんは少し考える素振りをしたあと。
A「はい…」
と言った。
アブ「オッケー。じゃ、セピアさん、部屋借りますよ」
コジマ「アブさん、変なことしちゃダメだぞ!!」
アブ「しませんー。コジマさんは何を考えてるんですかぁ？」
アブ先生はそう言ってAちゃんを抱えてリビングを出て行った。
カイト「あの子じゃなければ良いんだけど…」
シエル「え？あの子って？」
カイト「う〜ん…なんというか…」
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