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十四人目 ページ16

Aside



A「あの、カイトさん、いざなむさん」

カイト「さん付けじゃなくていいよ」

いざなむ「そうそう、積極的にタメ口で、ね?」

A「じゃあ、にゃむさん、と…」



カイトさんは…。



A「カー君……」

カイト「えっ?」

A「いや、カイト兄って呼びますね♪」

カイト「あ、うん」

A「で、本題なんですけど」

いざなむ「なに?」

A「ゲームしません?」



アタシは、バッグの中から3DSとカセットバッグを取り出した。



いざなむ「お、いいねぇ」

カイト「なにする?」

A「スマブラなんてどうでしょう?」

いざ・カイ「いいねぇ!!」



その後、カチャカチャという音が部屋に響いていた。




これが、アタシの一番楽しかった時間だった。







 






 






 


〜次の学校登校日〜



カイト兄と一緒に登校して、階段のところで別れた。



教室へ向かうと、アタシの机がなぜか廊下に出されていた。



A「そーじしたのかな?」



アタシはがらがらと机を引きずって中に入った。



お昼になり、ゲーム部のみんなと昼食をとるために、屋上に向かう。



?「あ、Aさ〜ん」



アタシを呼ぶ声が聞こえ、その声のするほうに歩く。



A「どうしました?」

?「貴方、どういうつもり?」

A「へ?」



やべっ、間抜けな声でたw



?「この学校のプリンス達に気軽に近づいてくれちゃって。それになに?セピア先生ともいちゃいちゃしちゃってさ!!」



そう言ってその子はアタシを突き飛ばした。



壁に背中がぶつかり、普通に痛い。



?「なんなのアンタ。気に食わないのよ」

A「気に食わないかどーかは知らないけど、アタシはみんなと居て楽しいんです!!」

?「…は?なに口答えしてくれてんの?お前、死ぬぐらいの覚悟しときな」



そう言ってその子は去って行った。



A「は?」



アタシは首をかしげてまた屋上を目指した。

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作者名:コワルスキー | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年7月29日 11時

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