十二人目 ページ14
Aside
A「ふんふふ〜ん♪」
鼻歌を歌いながらシャワーを浴びる。
なんと、アブ先生の家のシャンプーは、アタシが使っているシャンプーと同じだった。
A「よしっ。あがろっと」
アタシは時刻を表す時計に目を走らせる。
A「あれ?5分しか経ってないや」
その後、身体を拭いたアタシは、パジャマを着た。
ちなみに、アタシのパジャマは黄緑のストライプが入った単調なものだ。
リビングの中の様子を見ながらドアを開ける。
A「あがりましたー…」
セピア「…………」
Zacky「おぉ、あがったのか。じゃ、俺入ってくるな〜」
カイト「行ってらー」
テレビ画面を見ると、コロコロした可愛いアザラシがリズムに乗って揺れていた。
A「わっ、可愛い♪」
カイト「だよねw」
A「セピア先生、何してるんですか?」
アタシが話しかけた瞬間。
アザラシちゃんがリズムから外れてしまった。
と、セピアさんがコントローラー片手にアタシを黒い笑みでこっちを見ていた。
セピア「集中が途切れちゃったよ、どうしてくれるの?(ニコッ」
A「へ?」
カイト「ちょ、セピア先生、落ち着いてw」
セピア「なんであそこで話しかけちゃったかなー★」
カイト「先生、星!!星が黒い!!」
A「へ、あぁぁ!!!ごめんなさーーい!!!」
セピア「はあ、まぁ新入りさんだから許すけど」
新入りじゃなかったら許されないのかw
セピア「これからはリズムゲー中の俺に話しかけないでね?」
分かった?と首を傾げるセピア先生。
普通に可愛い。
A「はーい。分かりましたぁー」
カイト「てか、これルンルンもやってた気がする」
セピア「うん、やったね、シエル君」
カイト「ですよねww」
A「反省しまーす」
アタシはそう言うとテレビ画面をチラッとみて。
A「というか、アタシもやりたーい!!」
アタシはそう言ってセピア先生の首元に抱きつく。
カイト「Aちゃんだいたーんw」
セピア「えっ、ちょっ」
A「んー、んー!!」
セピア先生のコントローラーを握る手に思いっきり手を伸ばした。
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