九人目 ページ11
Aside
セピア先生と一緒に校門を出る。
A「二日泊まるんですよね？」
セピア「うん、そうだよ」
A「よくあるんですか？」
セピア「大抵毎週だよ」
A「へぇー…」
結構みんなで居る時間が長くなるかも♪
家で一人で過ごすよりははるかにましだね。
A「あ、アタシん家ここです」
セピア「お、じゃあ待ってるね」
A「いえ、入っていいですよ」
セピア「えっとぉ…失礼しまーす」
なんか、家庭訪問みたい…ｗ
セピア「ご両親は？」
A「あぁ、一人暮らしなんです」
セピア「ふーん」
アタシは手振りでセピア先生をソファに案内する。
A「ちょっと、荷物まとめてくるんで、待っててもらえますか？」
セピア「はーい」
廊下の奥のアタシの部屋に入り、適当な服を選んで手ごろな大きさの鞄に詰めた。
A「アタシって楽な人間ねーｗ」
A「セピアせんせーい、終わりましたー」
セピア「おぉ、早いね。じゃ、行こっか」
A「はい♪」
セピア先生はアタシの声を聞くと、太ももに手を当てて立ち上がった。
セピア「僕はもう着替えとか持ってきてるから、そのままアブさん家に行こう」
A「はーい」
セピア先生と一緒に家を出たアタシは、鍵を閉め、その鍵をバッグの中のポケットに入れた。
アブ先生の家はアタシの家から徒歩10分くらいの場所にあった。
ピーンポーン♪
軽快な音が響き、家の中からどたどたと足音が聞こえてきた。
ニコルと「いらっしゃい!!ｗ」
カイト「今、壮絶な戦いが!!ｗ」
茸「カモンカモン!!」
A「おじゃましまーす…」
目に映るのはきれいに整理整頓された玄関だった。
A「片付ける必要があるところなんてないけど…」
セピア「そっちの意味じゃないからね…」
A「えっ？」
セピア「なんでもないよ」
セピア先生について、廊下の脇にある部屋に入った。
そこでアタシが見た光景は…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
