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17-約束 ページ19
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しばらくするとソラが戻ってきて、
私たちは明日に備え、帰ることにした
しかし私はなぜか帰りたくなくて、
パオプの木に座り、一人で夕陽を見ていた
すると後ろから私を呼ぶ声が聞こえ、
振り返るとソラが走って来ていた
「何だ、まだ帰ってなかったんだ」
ソ「そっちこそ」
ソラはそう言って私の隣に腰かけた
ソ「…いよいよ、明日だな」
「うん」
ソ「向こうには何があるんだろうな？」
「さぁ？」
ソ「大丈夫か？」
指を差しながら言うと
私は一筋の涙を流した
「あれ？なんでだろう、止まらない＿＿＿」
涙を拭きながら言うとソラは
「悲しい、のか？」と遠慮がちに聞いた
「たぶん、そうだね」
と笑いながら言うと
ソラはバッと立ち上がり
ソ「俺、もしサツキが一人でいて、悲しんで泣いてたら
絶対サツキを助ける！
もし一人で暗闇の中にいても、絶対に……！」
ここまで言ってソラは赤くし、
ストンと座り、謝った
でも私は「ううん」と涙を拭きながら
首を横に振った
「なんか＿＿昨日のこと、思い出すなあ」
ソ「昨日のこと？」
「ううん。なんでもない。＿＿私も＿＿＿
もしソラに何かあったら、私は全力でソラを守るよ
友だちだし、ね」
ソ「！じゃあ約束だな」
ソラは小指を差し出した
「うん！約束！」
私は差し出された小指を絡め、
約束を交わした
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