14-ビーチリレー ページ16
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次の日の朝、
私とソラは島の裏にある入り江に向かっていた
実は今日がイカダの完成予定日なのだ
入り江に着くとリクはすでに到着しており
私たちに気付くと「おはよう」と挨拶し、
私とソラも「おはよう」と返した
リ「なぁ、ソラ、サツキ。そういや、俺たちのイカダに名前付けてなかったよな？」
「そういえば」
と私とソラが呟くとカイリがやって来た
カ「おはよう。あれ？何の話してるの？」
「イカダに名前を付ける、って話」
カ「あ！それいいかも」
リ「カイリ、サツキ、“いつも”のするぞ」
私たちはもちろんと言うかのように返事をした
リクが言う“いつも”のというのは
ビーチリレーのことだ
この島のビーチリレーのルールは
私たちがいる反対側にある
星形の木をタッチしてこちらへ戻ってくる
という簡単なルールだ
しかし色んなルートがあるため
単純そうでかなり奥深いゲームだ
そのせいか、ソラはかなり苦手らしい
話し合いの結果、
私とカイリが審判ということになった
ソ「＿＿＿＿勝ったら ＿＿な
＿＿＿＿勝ったら＿＿」
リ「＿＿＿＿＿＿＿る」
ソ「はぁ！？」
「？どうしたの？」
リ「んー。サツキにはちょっと言えないな」
そう言ってリクはニヤリと笑った
＿＿＿よけいに気になる
私がどうこう考えているうちに、
カイリは大きな声で
カ「位置について、よーい………
ドン！」
かけ声を聞いた瞬間2人は同時に
星形の木に向かって駆け出した
二人が見えなくなるのがわかると
「ねぇサツキってさ＿＿＿＿」
カイリは少しモジモジしながら
カ「ソラのこと……、好き？」
そうカイリが聞いてきた瞬間
カイリの頬は一気に赤く染まった
カ「………ど、う？」
もじもじしながらそう聞かれた時
答えざるをえないと思った私は答えた
「＿＿＿私は」
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