ドラゴンナイト～幻の9人～ (ページ49)

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バレンタイン短編ページ49

とりんとりんver.
中島side
今日はバレンタイン。この国にも勿論この文化はある訳で。

有難いことに顔面偏差値がまあまあ高い俺たちのギルドには、例年通りたくさんのチョコレートが届いた。

毎年ギルド内で交換はしているのだけれど。

今年は少しそれが変わるかもしれない。

・・・みんな、好きな人に渡すんだって。

ギルド内にもカップルはいる。

男同士で気持ち悪いと思った？でもこの国ではそれが普通。同性カップルはそこそこいる。

俺が好きなのは圭人。とりんとりんなんて言われたりして、なんだかんだ一緒にやって来た。

圭人が俺をどう思っているのか不安で、渡せなかった。去年までは。

でも、今年は、今年こそは。想いを伝えるんだ！

中「け、圭人！」

岡「なに？ゆーと。そんなに焦ってさ。何かあった？」

ほら、その優しさが大好きなんだよ。

中「ずっと、圭人のことが好きでした。うまく伝えられないけど、大好きです。こんな俺とでも、付き合ってもらえませんか？」

チョコを渡しながら圭人の目を見ていう。

伝わるといいな・・・。

やまちねver.
知念side
バレンタインがやって来た。

僕の想い人は、涼介。少し年上で(ほぼ変わらないけど)優しくて、かっこいい涼介が昔から好きだった。

僕、料理出来ないけど頑張ったよ？！

手作りチョコを持って涼介の元へ。

知「涼介？ちょっといいかな・・・？」

山「ん？どした？」

知「はいこれ。」

山「手作りチョコじゃん！知念頑張ったね！」

知「うん・・・。」

ああ、断られたらどうしよう。僕の中の恐怖心が膨らみ始める。でも！

やっぱり、好きだから。

知「ずっと前から、涼介のことが好きでした。小さい頃から一緒にいたから、涼介のことは僕が一番知ってると思う。これから先も、僕の側にいてほしい。僕と、僕と付き合ってください！」