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七海 side









私もこれは少し気になる。



彼の質問攻めをそろそろ止めようと思っていたがこれは聞いておこうと思い、心の中で彼女に謝罪をする





『えっと…』




彼女と目が合ってしまった。言いにくいのだろう。



目線を逸らし、外でも見ておこう。






『…いつだって自分より他人のことを考えて優先して行動している所…かな』




彼女は少し恥ずかしそうにそう言った




「…Aさん」


『…はい』


「すみませんっした!!!!」


『えっ』




猪野くんはテーブルに額を擦り付けるほど彼女に謝罪をした




『あ、あの…頭あげてください!』


「俺、七海さんのこと大好きでめちゃくちゃ尊敬してるんです。だからその七海さんが好きになった人がどんな人か知りたくて偉そうに質問ばかりしたりして」





そう言い猪野くんは真っ直ぐに彼女の方を真剣な目つきで見た




「こんっなにいい人だなんて思ってなかったんです!!これから安心して七海さんをお願いすることができます!!」


「いつから貴方は私の親になったんですか」


「これからも七海さんのことをどうぞよろしくお願いします!!」


『こ、こちらこそ!建人さんのことよろしくお願いします!!』





そう言い2人は手を握りながら感動し合っている…これで良かったのか?とりあえず一件落着か。





それから猪野くんとAさんは私の魅力について話し合っていた。



嬉しいし、ありがたいことだが、私のいないところでやっていただきたい。



正直恥ずかしくてどのような気持ちで聞いていれば良いのか分からなかった。









猪野くんと別れ、私たちは帰り道を歩く


「すみません。巻き込んでしまって」


『全然!めちゃくちゃ楽しかったです!』




そう言い彼女は微笑む





『猪野くん、いい人ですね!』


「…まぁそうですね。彼はとても慕ってくれていますから」


『建人さんが認めるなら間違いなしですよ!建人さんの周りは素敵な方ばかりですね!きっとそれも建人さんの人柄が良いからですよ』


「…そんなこと初めて言われました。確かに私は周りには恵まれてると思います。貴方とも出会えましたし。」


『フフッ…それなら良かったです』







そう言い彼女はまた微笑んで私の手を握り、私たちは恋人つなぎをして家へ帰った

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モチムギ(プロフ) - りゅうさん» こんにちは!度々ありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです!引き続き応援よろしくお願いします (2020年10月29日 16時) (レス) id: 9e67ac7cc0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - モチムギ様こんにちは!猪野くんとヒロインちゃんの初対面とても楽しかったです!まさかの猪野くんの質問攻めには七海さんが大好きで尊敬してるのが伝わりました(笑)また五条先生の連載も読ませていただいてます。これからも応援しております! (2020年10月29日 13時) (レス) id: 70aa81165b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モチムギ | 作成日時:2020年10月26日 1時

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