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your side
『建人さん！行かないで！』
「すみませんAさん。そろそろ行かないと」
『嫌！！なら私も連れて行って下さい！！』
「一般人の貴方を連れていくわけには行きません。ここにいて下さい。」
『いやあああああ！！！』
『！！！！…ハァ、ハァ、ハァ…』
なんだ夢か…
嫌な夢を見て起きるなんて久しぶりのことだ。それによりによって愛する人が死ぬ夢だなんて
夢で良かったという安堵とこれが正夢になったらどうしようという恐怖で次から次へと涙がポロポロ溢れてきた
『え…』
隣を確認すると、一緒に寝ていたはずの彼の姿がない
嘘でしょ…もしかしてさっきまでのは現実だったのか？
「…Aさん？」
突然名前を呼ばれてドアの方を向くと、そこには建人さんが目を見開いて立っていた
『…生きてた…』
「どうしました？そんなに泣いて」
彼は隣に座ってすごく心配そうに私を見つめた。
彼の顔を見るとさっきから流れていた涙がもっと溢れ出してきた
『…ヒック…だって…建人さん、いないんだもん…ヒック』
「すみません。少し喉が渇いたので水を飲みに行ってました」
『なら言って下さいよおおお』
「すみません」
『死んだかと思ったじゃないですかああ』
「すみません」
建人さんはそう言い私を抱きしめて落ち着かせるために背中を摩ってくれた
『うわああああん』
こんなに泣いたのはいつぶりだろう。
まさかこの歳になってまで子供のように泣き叫ぶなんてことがあるとは思ってもいなかった。
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モチムギ(プロフ) - りゅうさん» こんにちは！度々ありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです！引き続き応援よろしくお願いします (2020年10月29日 16時) (
レス) id: 9e67ac7cc0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - モチムギ様こんにちは！猪野くんとヒロインちゃんの初対面とても楽しかったです！まさかの猪野くんの質問攻めには七海さんが大好きで尊敬してるのが伝わりました(笑)また五条先生の連載も読ませていただいてます。これからも応援しております！ (2020年10月29日 13時) (レス) id: 70aa81165b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モチムギ | 作成日時：2020年10月26日 1時
