Gossip Girl スキャンダルはいつも隣り合わせ 8

384 ページ37

私達は特に行くところを決めず、先程の大量の朝食で少し苦しくなったお腹を落ち着かせるためにブラブラと街を歩いて回った




目に付いたショーウィンドウに惹かれて、ショッピングをしたり




ふと見つけたフォトブースで日本で言うプリクラのような写真を撮ったり




ガールズトークだとか何とか言っていたセリーナだったが、




今の所そんな話も全然なく、普通に楽しく遊んでいた




そろそろいい時間になってきたかな、という時




セリーナ「ねぇ、少しだけ飲んでいこうよ。」




「あぁ、うん。いいよ。」




セリーナにそう促され、おしゃれなバーへと足を運ぶ




セリーナは顔見知りなのか、店員に個室に通してもらうように言う




通された部屋は、プライベートルームみたいな感じで




色んな種類のお酒にグラスにシェイカーに、自分達だけで楽しめる空間になっていた




「すご…こんな部屋通してもらえるなんて。さすがセリーナ。」




セリーナ「別にそんな事ないって。」




「いや、あの人完全にセリーナに惚れてるでしょ。」




セリーナ「そう？でも、タイプじゃないの！」




ふふふっと笑いながらそんなことを言って、セリーナはカシャカシャとカクテルを作り始めた




セリーナ「はい、私のオリジナル！どうかな？」




渡されたお酒を1口飲む




甘酸っぱいけど爽やかで、優しいのに強い




まるでセリーナみたいなカクテルだった

385→←383

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す