Gossip Girl スキャンダルはいつも隣り合わせ 8

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何だか夢みたいで、




ポーっとする頭は、ネイトのせいか、お酒のせいか




ネイト「…そろそろ、寝ようか。」




さっきの私みたいに言うネイト




お互い名残惜しそうに抱き合っている腕を解く




「そうだね…」




ネイトは手を繋ぐと、私を部屋まで送ってくれる




ネイト「お休み、A。」




そう言って私の頭を優しくポンポンすると、ネイトも自分の部屋へと戻って行った




部屋に入り、ドアを閉めてその場にしゃがみこむ




唇を触れば、まだネイトとの感覚が残ってる気がして




だけど、どこか夢のような気もして




ポタッと落ちた1粒の涙は、




嬉しいからなのか




切ないからなのか




どこまでも臆病な私達は、この先に進む事は出来るのか




少なくとも今の私は、自分からは進もうとはしていない




ただただ、ずるいだけなんだ




明日、ネイトとどんな顔で会えばいいのかなんて考える気力もなくて




セリーナを起こさないように、私もそっと隣に寝転んだ




まだ落ち着かない心をどうにか抑えながら、瞳を閉じて眠りについた

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