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谷地「2人はまだ帰らないの…?」
日向「あ、Aと谷地さん!良かったらちょっとだけボール出してくれない?」
谷地「えっ…!?」
「熱心なのは良いけど、ちゃんと体も休ませないと…」
谷地「…わ、私に出来る?」
日向「影山の頭上に、ポーンと山なりのボール投げるだけ!」
谷地「ウス!っや、やってみる…!」
「仁花…!?」
日向「A、お願い!ちょっとだけだから!」
「仕方ないなぁ…」
日向の熱心さに負け、Aも付き合う事にする
「じゃあ、ボール出しは仁花に任せるね!私は拾うから。」
谷地「分かった!」
日向「お願いします!」
そうして何本もトスを上げる影山だが、日向は一向にスパイクが決まらない
日向「もう1回…!」
影山「…この出来るか分かんねぇ攻撃を繰り返すより、今までの攻撃とかサーブとかブロックとか、他にやる事山ほどあんだろうが!」
日向「でも俺は!この速攻が通用しなきゃ、コートにいる意味が無くなる…!」
影山「だから…この速攻にお前の意志は必要無いって言ったんだ!俺がブロックに捕まらないトスを上げてやる!」
日向「…それじゃあ俺は、上手くならないままだ!」
「2人とも落ち着いて…!」
段々とヒートアップしてくる2人を止めに入るA、谷地はどうしようと困惑していた
谷地「け、喧嘩はダメだよ…!」
日向「俺は、自分で戦える強さが欲しい!」
影山「っ!テメェのワガママでチームのバランスが崩れるだろうが!」
そう言い、日向を投げ飛ばす影山
谷地「っ、な、仲良く…仲良くしよう?ね?」
「ちょっと、飛雄…!」
影山「勝ちに必要なやつには、誰にだってトスを上げる。…今でも、変わりねぇからな。」
日向「っ!…影山ー!」
日向は起き上がると、影山に向かって飛び付いた
影山「離せ…!」
日向「トス上げてくれるまで、離さない!」
突き放す影山に何度も何度も向かっていく日向
「ちょっと、いい加減にして…!怪我するから…!」
谷地「ど、どうしたら…!」
影山「ザッけんな!」
日向「あの速攻、止められたじゃねぇか!」
影山「テメェ!俺のトスが悪かったって言いたいのか!」
服や顔を掴み言い合いをする2人に、離れるように止めに入るA
「本当にもうやめて!落ち着いて話そうよ!怪我したらバレー出来なくなるよ!…仁花、誰か残ってる先輩呼んできて!」
谷地「ぅ、わ、分かった…!」
そして、谷地は慌てて呼びに向かった
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しゅり(プロフ) - 夏斗さん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです、これからも頑張ります! (3月12日 13時) (レス) @page39 id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗 - 初コメ失礼します! 続きめっちゃ気になります……! 全員との絡み、本当に最高で、ドキドキしながら読ませていただいてます! これからも更新頑張ってください!! (3月9日 16時) (レス) @page39 id: 73bfbf52f2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (3月7日 20時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
やよたんっす - 癒やしです!まじで神! (3月5日 16時) (レス) @page29 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで貰えるように頑張ります! (3月3日 16時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2024年2月29日 18時