小鳥ちゃんと烏と猫と…HQ 3

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田中｢大地さん、ナイスレシーブ！｣

日向｢っ…！｣

孤爪｢(AからCに飛んだ…！)｣

灰羽｢っ！｣



__ﾊﾞﾊﾞﾝｯ!



灰羽｢っしゃー！｣

山本｢やりおったー！｣

夜久｢良くやったな、リエーフ！｣

灰羽｢見たかAー！止めたぞー！｣

｢ぅ、うん…(こんなに早く止めるなんて…！)｣



灰羽のブロックに驚いたのは、他の烏野メンバーも同じだった



そして、灰羽は日向を挑発するようにクイクイと手で煽ってみせた



その後、影山は日向に次からの攻撃の指示を出し、孤爪は灰羽にブロックの指示を出す



リードブロックへと切り替えた灰羽は、またも日向の攻撃に触って見せた



灰羽｢っクソ、ワンタッチ…！｣

山口｢日向につられたと思ったのに…！｣

菅原｢1歩出遅れても、ブロック高い…！｣

｢(リエーフ、さすがの高さだな…)｣

夜久｢チャンスボール！｣



夜久から孤爪、そして灰羽がスパイクを決める



｢｢｢よっしゃー！｣｣｣

灰羽｢Aー！決めたぞー！｣

｢ぅ、うん…！ナイス…！｣



相変わらずAに報告してくる灰羽は、フリフリと尻尾が生えているように見えた



そんな時、烏野はタイムアウトを取り、烏養からのアドバイスを貰う



猫又｢守りに入って進化はあるのか？繋心よ…｣

｢(コーチ、何か悩んでるっぽいかな…)｣

猫又｢…A、本音はあっちに戻りたいんじゃないか。｣

｢えっ、｣

猫又｢何やらアイツも色々考え込んでるようだしなぁ…｣



烏養を見つめてフッフッと笑いそんな事を言ってくる猫又に、Aは少し驚いた



猫又｢だが。悪いがもう少しコッチの奴らの原動力になってもらおうかねぇ…折角の、合宿なんだしな。｣

｢あ…はい。｣



優しく微笑んでそう言う猫又に、Aも微笑んで頷いた



タイムアウトが明け、その後もどんどんとゲームは進んでいく



しばらくラリーが続いた後、東峰と日向が接触し、日向が吹っ飛んでしまう事故が起きた



｢っ、今の…！｣

猫又｢ふっふ、ヒナガラスに進化の時か…？｣

｢(旭さんに上がったボールを、翔陽が奪うみたいに見えた…)｣



吹っ飛んだ日向はガバッと起き上がり、何やら影山と話をしているようだった___



｢何か…ギクシャクして来たな、｣

芝山｢烏野…ですよね、｣

｢うん…さっきの接触があってから…｣



見ている側にも分かるほどの緊張感を持った烏野は、その後音駒に敗れ、フライングを始めたのだった___

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