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そうして、グルグルとローテーションを回しながらゲームが始まる
16対25、梟谷学園に敗れた烏野はペナルティのフライングだ
「(強いな…確か、五本の指に入るエース…だっけ。)」
黒尾「コラコラ、Aチャーン?烏の方が気になるのは分かるけど、今はコッチね?」
海「それにしても、烏野は良く許してくれたね。」
黒尾「いんや?断られる前に連れて来た。」
夜久「強行突破かよ…!拉致か…!?」
孤爪「…A、大丈夫?」
「んー、まぁ…戻りたいっちゃ、戻りたいけど…仁花も心配だし…」
孤爪「Aの友達…だっけ。」
「うん、ずっと誘ってて、やっと入部決めてくれたんだ…!」
孤爪「そっか…良かったね、」
ニコニコと谷地の方を見て話すAの頭を撫でる孤爪
灰羽「あのー、で、その人は誰なんですか?」
孤爪「はぁ…うるさいのが来た…」
黒尾「まー待て、今紹介すっから。」
黒尾はそう言うと、Aと灰羽をお互い呼び寄せる
黒尾「A、コイツがこの前言ってた奴。1年の灰羽リエーフ。んで、こっちのかわい子ちゃんはA。Aは__」
灰羽「おぉー!ちっちゃい…!可愛い…!」
黒尾「あ、馬鹿…!リエーフ…!」
孤爪「あーあ…それは禁句なのに…」
Aへの禁句ワードをサラッと口に出す灰羽に、黒尾と孤爪は内心ビクビクとしていた
そんな事とは露知らず、灰羽はAを興味津々にアチコチから見て回る
「あの…ちょっと。」
灰羽「何なに俺に質問でも__…っ!?」
グルグルと四方八方から観察してくる灰羽の腕を、ガシッと掴み動きを止めるA
「初対面でそんなにジロジロ見るのは失礼だと思いますけど…?」
灰羽「えっ…」
「それに。好き好んでこの身長に生まれたわけじゃないし、言われなくても自分で知ってるし…一々口に出さないでくれるかなぁ?」
灰羽「えっと…研磨さ__」
孤爪に助けを求めようとするが、孤爪も黒尾も明後日の方向を見て素知らぬ顔をしていた
「余りにもしつこかったり、私の逆鱗に触れちゃうと…初対面でも容赦無く、スパイクキメるよ?」
灰羽「っ…!」
ニコニコと満面の笑みを浮かべそう言うAだが、音駒の誰しもがそのあらぬ空気を察した
黒尾「(リエーフの奴…怒らせるんじゃねぇよ…!)」
孤爪「(リエーフの馬鹿…)」
灰羽「す、すみません…でした…」
「うん、分かってもらえれば、良い。」
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しゅり(プロフ) - 夏斗さん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです、これからも頑張ります! (3月12日 13時) (レス) @page39 id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗 - 初コメ失礼します! 続きめっちゃ気になります……! 全員との絡み、本当に最高で、ドキドキしながら読ませていただいてます! これからも更新頑張ってください!! (3月9日 16時) (レス) @page39 id: 73bfbf52f2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (3月7日 20時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
やよたんっす - 癒やしです!まじで神! (3月5日 16時) (レス) @page29 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで貰えるように頑張ります! (3月3日 16時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2024年2月29日 18時