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谷地「こんな感じ…かな?」
「いいねいいね!イメージ通り…!さすが仁花!」
谷地「そ、そんな…!えへへ、」
「じゃあ、後は翔陽と飛雄に頼んで撮影させて貰って…」
谷地「ぁ、あの…!」
「っなに…?」
谷地「あのね、実は…もう1つ、あって…」
少しモジモジしながら話す谷地は、イソイソともう1枚のラフを差し出す
「これも、ポスターに…?」
谷地「っうん…!ど、どうかな…?」
「これって…もしかして、私?」
谷地「うん、Aのポスターを作りたいなって…えへへ、私なんかが勝手にごめんね…!でも、思いついたから…!ラフだけでもって思って…!」
「また、私なんかって言う…私、別に怒ってないよ?」
谷地「ぁ、ぅ…ごめんなさい…でもね!その、2枚のポスターで対になるようなイメージなんだけど…!」
「プレーと応援で、か。嬉しいけど…なんかちょっと恥ずかしいな、」
谷地「大丈夫だよ!A可愛いから!きっと、通る人の目を惹き付けると思うんだ…!」
そう力説する谷地に、若干驚きつつもうーん、と考えるA
「…分かった、いいよ、仁花がそんなに言ってくれるなら!」
谷地「ホント…!?良かった…!」
心底嬉しそうな顔をする谷地に、Aも微笑んだ
そんな時、コンコンとドアがノックされる
谷地母「そろそろお茶でもどうかしら?」
谷地「お母さん…!」
「すみません、頂きます!」
谷地母「じゃあ、こっちに来て。」
谷地の母親に促されリビングへと移動する2人
ソファーに腰掛け紅茶をすすり、会話に花を咲かせる
「東京遠征、楽しみだね!」
谷地母「東京遠征…?」
谷地「ぇっ、あっ…!」
「(あれ、仁花言ってなかったのかな…)」
谷地「お母さん…そ、その、実は…私、バレー部のマネージャーをやってみようかな、って…」
谷地母「あなたにマネージャーなんて出来るの?本気でやってる人達の中に入って足でまといにでもなったら、迷惑かけるんじゃない?」
谷地「そ、それは…でも、」
「迷惑なんて無いですよ!一緒にやろうってしつこく誘ったのも、私ですし…!」
谷地母「あら、そうなの?」
谷地「けどね、私、やってみたい…!村人Bも戦えます…!私、バレー部のマネージャーやるから…!」
谷地母「っそ、そう…頑張って…!」
そう決意を口にした谷地に、驚く母親と嬉しそうなA
谷地とAは、顔を見合わせて笑いあった
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しゅり(プロフ) - 夏斗さん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです、これからも頑張ります! (3月12日 13時) (レス) @page39 id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗 - 初コメ失礼します! 続きめっちゃ気になります……! 全員との絡み、本当に最高で、ドキドキしながら読ませていただいてます! これからも更新頑張ってください!! (3月9日 16時) (レス) @page39 id: 73bfbf52f2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (3月7日 20時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
やよたんっす - 癒やしです!まじで神! (3月5日 16時) (レス) @page29 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで貰えるように頑張ります! (3月3日 16時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2024年2月29日 18時