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「ねぇ、仁花。私ちょっと考えた事があるんだけど…」
谷地「うん、何なに?」
「ほら、さっき先生達が、バスが借りられなさそうって話してたじゃん?何かできないかなって。」
谷地「あぁ…!」
「それでさ、ポスター作って…資金集め出来ないかなって。仁花、そう言うの得意だったりするかな?」
谷地「えっ、私…!?」
「うん。仁花はノートの取り方とかイラストも上手いし、お母さんデザイン会社やってるって言ってたし…何か、アドバイスとか貰えたらなって…」
谷地「いやいや、そんな…!けど、ポスター作るの、すごくいい案だと思う!…分かった、私やってみる!」
「ホント…!?ありがとう…!」
谷地「ううん!任せて…!とは、言いきれないけど…あはは…」
「もちろん、言い出しっぺの私も手伝うから…!」
谷地「じゃあさ、次の土曜日に家で一緒に考えたり、とか…どうかな?」
「うん!やろう!」
こうして、2人は資金集めの為にポスター作りを始める事にした
そして土曜日、
「お邪魔しまーす!」
谷地「ぃ、いらっしゃいませ…!」
「お店…?」
谷地「な、何か…ちょっと緊張しちゃって…えへへ…」
谷地母「あら、いらっしゃい。」
「初めまして、仁花と同じクラスの、小鳥遊Aです!お邪魔します!」
谷地母「いつも仁花から話は聞いてるわ。仲良くしてくれてありがとうね、Aちゃん。」
「いえいえ!こちらこそです…!」
谷地「じ、じゃあ、早速私の部屋に…!」
「あ、うん!あの…これ良かったら。お口に合うといいんですけど…」
谷地母「あらー、美味しそうなマドレーヌね、もしかして手作り?」
「はい…!お菓子作るの好きで…」
谷地「Aってお菓子も作れるんだ…すごいね!美味しそう〜」
「あはは、ありがと!後で食べて!」
谷地「うん!食べる…!」
谷地母「(本当によく出来た子ね…礼儀正しいし、元気で可愛いし、仁花が惚気ける様に話すわけだわ…)」
谷地「では、早速取り掛かりましょう…!」
「はい!」
谷地母「Aちゃん、ありがとうね。」
こうして、2人はポスター作りに取り掛かった
谷地「一応ラフを描いてみたんだけど…」
「おぉ…!」
谷地「こう…真ん中にさ、バーン!ってスパイク…?打ってる背中とか、どうかなって…」
「あ、ならさ、翔陽に頼んで飛んでもらおうか?羽ばたく!ってイメージで…!」
谷地「なるほど…!」
そうして谷地はラフを修正していった
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しゅり(プロフ) - 夏斗さん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです、これからも頑張ります! (3月12日 13時) (レス) @page39 id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗 - 初コメ失礼します! 続きめっちゃ気になります……! 全員との絡み、本当に最高で、ドキドキしながら読ませていただいてます! これからも更新頑張ってください!! (3月9日 16時) (レス) @page39 id: 73bfbf52f2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (3月7日 20時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
やよたんっす - 癒やしです!まじで神! (3月5日 16時) (レス) @page29 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで貰えるように頑張ります! (3月3日 16時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2024年2月29日 18時