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谷地「勢いで来ちゃったけど、デカい人いっぱいだった...明日どうしよう...」
「心配しなくても、私もいるんだし!ね?」
谷地「け、けど...」
烏養「お?どこ行くんだA。部活出ねぇのか!」
突如、後ろからそう声をかけられる2人
谷地「っ!?(金髪にピアス...!)」
「あ、烏養コー__」
谷地「こ、殺されるー...!」
「え...!?ちょ、仁花!」
烏養を見た途端、そんな事を叫んで走り出す谷地
烏養「え...ころ...」
「すみません、ちょっと追いかけますので...!」
呆然とする烏養に頭を下げ、谷地の後を追うA
何を勘違いを...と頭を悩ませたが、Aには理解できなかった
「やっと追いついた...!」
谷地「あ、ご、ごめんね...!」
「もー、いきなり走り出すからビックリしたよ...殺されるとか、物騒な事言い出すし...!」
谷地「それは...ハッ!」
谷地はキョロキョロと周りを警戒し始める
「何してんの?」
谷地「さ、さっきの金髪の...Aのファンの人だよね...!?こんな所見られたら...!」
「え?何の話してるの...?さっきのは__」
谷地「命が狙われる...!私、か、帰る...!」
そう言って瞬時に靴を履き替え、走り去って行く谷地
谷地「(あの3年生の美人さんもだけど、Aだって美少女なんだ...!慣れて普通に接してたけど...ファンが居てもおかしく無いという事を忘れてた...!不覚!)」
そんな谷地にポカンと呆気に取られるA
「一体、どんな思考回路なの...?」
ふぅ、と1つ息を吐くと、Aは体育館へと戻るのだった___
清水「Aちゃん、仁花ちゃん大丈夫だった?」
「あ、はい...でも何か...」
烏養「おいA...!何だったんだ、さっきのは...!」
「いや、えぇっと...」
烏養「何か物騒な勘違いされたような気がするんだが...」
「ちょっと...私にもよく分からないですね...」
その後もしばらく、烏養はブツブツと考えを巡らせていた
東峰「さっきの子、Aちゃんの友達だったんだね。俺、何かすげぇビビられてたけど...」
「あぁ、それは...すみません、けど良い子なんですよ!たまに
変な勘違いしてるっぽいですけど...」
澤村「旭はデカい図体だし、髭生えてるしなぁ...」
東峰「えぇっ...そんな、」
菅原「はは、ドンマイ旭!」
西谷「ドンマイっスよ!旭さん!」
そんな事を言われる東峰は、ショボンと落ち込んだのだった
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しゅり(プロフ) - 夏斗さん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです、これからも頑張ります! (3月12日 13時) (レス) @page39 id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗 - 初コメ失礼します! 続きめっちゃ気になります……! 全員との絡み、本当に最高で、ドキドキしながら読ませていただいてます! これからも更新頑張ってください!! (3月9日 16時) (レス) @page39 id: 73bfbf52f2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (3月7日 20時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
やよたんっす - 癒やしです!まじで神! (3月5日 16時) (レス) @page29 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで貰えるように頑張ります! (3月3日 16時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2024年2月29日 18時