小鳥ちゃんと烏と猫と…HQ 3

8 ページ17

｢はい、こんなものしか無かったけど...何も無いより良いでしょ？｣

日向｢おぉ...ケーキっ！？｣



そう言って持ってきたのはイチゴのロールケーキと、肉まんやらカレーまんやら...



｢ほら、糖分入れてさっさと続きやるよー。｣

日向｢おーっス！いっただっきまーす！｣



そう言って真っ先に食べ始める日向



日向｢これ美味ぇ...！めちゃくちゃ美味いぞ！｣

山口｢俺も頂こうかな。｣

｢うん、食べて食べて！｣

山口｢...ホントだ！このロールケーキ美味しいね！ツッキーも食べてみなよ！｣

月島｢...、｣

日向｢月島と影山は、食わねーの？｣

影山｢...俺はカレーまん貰う。｣

｢飛雄と蛍は甘いものあんまり好きじゃなかった？それ、昨日私が作ったんだけど__｣

日向｢えっ！Aの手作り！？スッゲー！影山が食わないなら、もう1個食べちゃお__｣

影山｢いや...食う。｣

日向｢えー...何だよー...じゃあ、月島の分貰お__｣

月島｢僕も食べるし...あげない。｣

日向｢ちぇー｣

山口｢ツッキー...｣

｢翔陽、そんなに気に入ったの？良かったら帰りに持って帰る？まだ残ってるし...｣

日向｢良いのか！？じゃあ、妹の分も...｣

月島｢図々しすぎじゃないの。｣

山口｢まぁまぁ...！｣

｢あはは、良いよ！じゃあ用意しとくから、妹にも分けてあげてね。｣

日向｢アザーッス！｣



こうして何だかんだと話しながら、休憩時間を過ごした



月島｢...キミってお菓子作りとかするんだね。｣

｢え、なに...嫌味？｣

月島｢いや。別にそういうつもりじゃ無いけど...｣

山口｢ぉ、美味しいよね、ツッキー！｣

月島｢まぁ...うん。｣

｢素直に美味しいって言ってくれても良いのに。｣

影山｢...美味い。｣

｢あら、飛雄が素直...！｣

月島｢...、｣

山口｢ぁ、あはは...｣



月島｢ほら、バカ2人。お腹満たして眠くならないでよね。さっさと続きやって帰りたいんだけど。付き合わされてるこっちの身にもなってくれる？｣

影山｢だったらお前は帰ればいいじゃねーか。｣

月島｢はぁ...？何それ、教えて貰ってるのにその態度？随分偉そうだね。さすが王様。｣

影山｢あぁ！？月島テメェ...｣

山口｢ちょっと、落ち着きなよ...！｣

｢あーあ、また始まった...｣



言い合いが始まる月島と影山に、日向は未だにモグモグと食べ続けている



山口とAは顔を見合せ、はぁ...とため息をついたのだった

9→←7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す