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武田「ミーティング、始まってしまいますよ。」

「先生...」

武田「今日も素晴らしい活躍でしたよ、2人とも!」

日向「でも、負けました...」

武田「確かに負けました。でも、実りある試合だったのでは?」

日向・影山「「......。」」

武田「負けは弱さの証明ですか?...君達にとって、負けは試練なんじゃ無いですか?地に這いつくばった後、また立って歩けるのかという...」

武田「君達がそこに這いつくばったままならば、それこそが弱さの証明です。」



武田にそう言われ、日向と影山は立ち上がる



そんな2人の背中に、涙腺がまた緩むA



武田「さぁ、行きますよ。小鳥遊さんも、ほら。」

「っはい...!」



武田に差し出された手を掴み、立ち上がる



ゴシゴシっと袖で涙を拭い、笑って見せた



そして、日向の右腕と影山の左腕を両腕に片方ずつ組んだ



影山「なっ...!?」

日向「A...!?」

「行こう...!」



そう言って歩いていく3人の後ろ姿を、武田は微笑ましく見つめていた



ミーティングが終わり、体育館を出る



烏養「おーし、じゃあ、飯行くぞ!もちろん奢りだ。」

澤村「え、飯スか?でも...」

烏養「いーから、食うんだよ。」



そうして、烏養は全員を引連れてある店へと向かう



烏養「おばちゃん悪い、開店前に。」

店主「何の、こんなの前はしょっちゅうだったじゃないの〜」



そう言って次々に用意してくれるご馳走が目の前に並んでいく



烏養「...走ったりとか、飛んだりとか、筋肉に負荷がかかれば筋繊維が切れる。試合後の今なんか、筋繊維ブッチブチだ。」

烏養「それを、飯食って修復する。そうやって筋肉が付く。そうやって、強くなる。だから食え、ちゃんとした飯をな。」



烏養がそう言うと、納得したようだった



澤村「いただきます。」

菅原「いただきます。」



それを皮切りに、他のメンバーも箸に手をつけた



「「「いただきます、」」」

店主「はーい、どうぞ。」



それでもなかなか食べようとしない影山と日向



「...ほら、食べよう?」

日向「...うん、いただきます。」

「飛雄も。美味しそだよ、」

影山「...、」



そうして、2人もやっと食べ始めたのだった



1口食べれば驚く程に美味しく、どんどんと箸が進んだ



店主が新しく料理を出してくれると、それもまたどんどん減っていった



烏養「(食え、食え、少しずつ...でも、確実に...強くなれ。)」

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しゅり(プロフ) - 夏斗さん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえて嬉しいです、これからも頑張ります! (3月12日 13時) (レス) @page39 id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
夏斗 - 初コメ失礼します! 続きめっちゃ気になります……! 全員との絡み、本当に最高で、ドキドキしながら読ませていただいてます! これからも更新頑張ってください!! (3月9日 16時) (レス) @page39 id: 73bfbf52f2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます! (3月7日 20時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)
やよたんっす - 癒やしです!まじで神! (3月5日 16時) (レス) @page29 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - やよたんっすさん» コメントありがとうございます!これからも楽しんで貰えるように頑張ります! (3月3日 16時) (レス) id: 1633a15db4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅり | 作成日時:2024年2月29日 18時

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