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菅原「良かった、追いついた〜」
「あ、すみません。スガさん、私に何か用事でした…？」
菅原「あーいや…もう暗いから1人じゃ危ないと思って！」
「えっ、それで追いかけて…？(それは、カッコよすぎないか…？)」
菅原「あはは、Aちゃん可愛いんだから、気をつけないと。ね？」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
「そんな事ないですけど…(スガさんって撫でるの好きなのかな。照れる…)」
菅原「あー…ごめん…！キモい…かな？」
「いえ、カッコイイなって思いました。ありがとうございます…！」
菅原「(ぐっ…！その笑顔でカッコイイなんて言われたら…！)そ、そう？なら、良かった！」
「ふふ、スガさん、優しいしカッコイイし、モテそうですね。」
菅原「いやー、それがそうでも無いんだよね。悲しい事に！」
「えー？だとしたら、女の子は見る目ないですね？」
菅原「はは、そんな事言ってくれるのAちゃん位だべ。(この子と話してると、不覚にも勘違いしそうになるな…！)」
他愛も無い話をし、彼女を送り届ける菅原
「スガさん、送ってくれてありがとうございました！」
菅原「いいえー！ゆっくり休んで、また明日な！」
「はい、また明日！」ﾍﾟｺﾘ
菅原「(はぁ…これはもう、時間の問題だな…)」
高鳴る鼓動とほんのり熱を持った頬をしずめるかのように、菅原はパンっと軽く頬を叩くと、自宅へと歩みを進めた___
翌日、土曜の試合へ向けての特訓を始めようと、言った通り早くに到着した影山と日向
日向「予想はしてたけど、鍵しまってる…」
影山「じゃあ、入れる窓探せ。」
日向「見つかったらヤベェだろうが！馬鹿か！」
田中「やっぱキッツイな〜5時は…ふわぁ〜ぁ…」
日向「田中さん…！？」
田中「ほれ、鍵だ。7時前には切り上げろよ！」
日向「田中さぁぁん！」
影山「アザっす！！」
田中「あははは！なんていい先輩なんだ俺！田中先輩と呼べ！」
影山・日向「「田中先輩！！」」
田中「ハッハッハッ！もう1回！」
影山・日向「「田中先輩！！！」」
「おぉ…早朝から元気だなぁ…おはよ…」
日向「お、来たな！Aおはよう！」
田中「小鳥ちゃん…！今日も可愛いな…！」
「…ありがとうございます…？田中さん…」
田中「(やべ、つい口に…！つか、昨日と打って変わって何か猫みたいだな…)」
影山「…昨日と違って、随分テンション低いな。」
「朝のこの…特有の寒さ苦手で…うぅ…寒い…」
田中「今開けるからな！」
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作者名：しゅり | 作成日時：2023年4月5日 19時
