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第3セット、青葉城西14対烏野15
青城女生徒「ねぇー、まだ及川さん出ないのかなぁ…？」
青城女生徒「馬鹿、ウォーミングアップしないと怪我しちゃうんだから…！」
田中「オーラオラオラ！」ﾊﾞｼﾝﾂ__
日向「っ……！」ﾊﾞｼﾝﾂ__
影山・月島「……っ」ﾊﾞﾊﾞﾝﾂ__
田中、日向のスパイクと、影山、月島のブロックで次々と得点していく烏野
澤村「(あと、1点…！)」
菅原「(あと1点で…！)」
日向「(県ベスト4の青城に勝つ…！)」
金田一「この…！調子に乗るな！」ﾊﾞｼﾝﾂ__
月島「っ…！」
澤村「どんまい！月島！」
入畑「及川、アップは済んだのか？」
及川「はい、もうバッチリです！」
「(あと1点なのに…！ここで及川さんがピンサー…！)」
日向「(出た！大王様…！)」
岩泉「及川、ナイッサー！」
及川「いくら攻撃力が高くてもさ、その攻撃まで繋げなきゃ…意味ないんだよ。」ﾊﾞﾝｯ__
月島「っ…！」
菅原「(月島狙い…！？)」
「(こ、怖…！やっぱりあのサーブはちょっと怖い、かも…)」
及川「うん、やっぱり…途中見てたけど、6番の君と5番の君、レシーブ苦手でしょ。1年生かな？」
「(私が相手の時は、きっと手加減してくれてたんだよな…そう思うと、ちょっと…悔しいな…)」
及川「じゃあ、もう1本ね。」ﾊﾞﾝｯ__
月島「っ…！」
山口「ツッキー…！！」
月島「クソっ…！」
「(また月島蛍に…！確かに、性格悪いのかも…及川さん。)」
及川「お、あと一点で同点だねぇ〜。」
日向「おい！コラ大王様！俺も狙え！取ってやる！狙えよ！」
及川「(大王様…？)」
「(大王様って…)」
月島「みっともないから喚くなよ。」
日向「何だと…！？」
「(翔陽なりに、月島蛍の事気づかってんのかな…)」
日向「バレーボールっつぅのはなぁ！ネットのこっち側にいる全員もれなく味方なんだぞ…！」
田中「なんて素晴らしい名言…！」
「(田中さんの受け売り…翔陽らしいな。)」
澤村「よし、全体的に後ろへ下がれ。月島は少しサイドラインに寄れ。」
月島「はい、」
澤村「よし、来い！」
及川「ふぅん、レシーブが得意なキャプテン君が守備範囲を広げるか…でもさ、1人で全部は守れないよ…！」ﾊﾞﾝｯ__
山口「ツッキー…！」
武田「あんな端っこにいるのに、ピンポイントで…！？」
菅原「でも、コントロール重視の分…」
「威力はさっきより弱いです…！(取って！月島蛍…！)」
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作者名：しゅり | 作成日時：2023年4月5日 19時
