小鳥ちゃんと烏と猫と…HQ (ページ32)

今日:167 hit、昨日:276 hit、合計:180,610 hit

31 ページ32

孤爪『それで、どうだったの…その、』

黒尾『あー何だっけか、日向…と影山？だったか？』

「うん、それがさ____」

孤爪『ふぅん…(随分楽しそうに話すじゃん…)』

黒尾『へぇ…Aがそこまで言うんなら、いつか会ってみたいな。(どんな奴かしっかりチェックしてやる！)』

「うん、私も楽しみだなぁ〜！(2人にも、会いたいしね！)」

孤爪『けど、あれだね。』

「ん？何、研磨？」

孤爪『もし、その時が来たら、俺達は敵同士って事になるんだよね…(普通に会って遊ぶ、なんて事は無いんだから…)』

黒尾『おい、そんな事言うなよ研磨…！けどまぁ、会うなら試合だよなー、』

「…ゴミ捨て場の決戦、か。」

黒尾『ちくしょう、何で烏野なんだ…！』

孤爪『そんなの、小さな巨人が通ってたからでしょ…A、昔から好きじゃん。』

「えっ…！？(研磨知ってたの…！？)」

黒尾『あー？そんな事聞いた覚えないけどなぁ…』

孤爪『聞いてないよ、見てればわかる。Aは、分かりやすいから…』

黒尾『あ、研磨お前、今ちょっとマウント取ったろ！？』

孤爪『別に…(まぁ、クロよりは分かってるつもりだけど。)』

「あはは、研磨はよく見てるよね…！(だからセッターがピッタリなんだよなぁ…)」

孤爪『…好きだから。』

黒尾『はぁ！？おま、バッカ…！いきなり何言ってんだ！？(こいつ、たまに突拍子もない事やりだすな…！)』

「ふふ、うん、私も好きだよ！研磨も、クロも！」

孤爪『んん…(そういう好きじゃないんだけど…)』

黒尾『(伝わってねぇ…！全然伝わってねぇぞ…！研磨、眉間にシワよってんぞ…！)』

「あ、そろそろお風呂入らなきゃ…！また電話するね、おやすみ！」

孤爪「あ、ちょっと待っ…！切れた…(またこの流れ…)」

黒尾「ははは！…俺ら、攻略が難しい奴に惚れちまったもんだよな〜。な、研磨。」

孤爪「難しい方が、燃えるから…別にいい。」

黒尾「いや、恋愛はゲームじゃねぇっての…！」

孤爪「分かってる、けど…誰にも渡したくないだけ。」

黒尾「お、おぉ…(何か今日は随分と…)」

孤爪「クロにも、渡さないよ、絶対。」

黒尾「はぁ…！？それは宣戦布告か、研磨？俺だってみすみす渡すつもりはねぇよ…！」

孤爪「ふっ、…早くゲームの続きやろ。」

黒尾「おぉ、いいぜ！次は絶てぇ勝つ…！」

孤爪「…俺も、負けない。」

こうして、夜は明けていった___