13 ページ14
澤村「(小鳥遊は怒らせたら怖いな、あと、小さいって言うのは禁句、と…メモメモ…)」
菅原「(はは、こりゃ大地といい勝負かもな…)」
田中「ﾝﾝｯ､…にしても、何か気に入らねんすよ。あの新1年。」
菅原「お前、初対面の奴大体気に入らないじゃん。アレだろ？そういう習性だろ？」
田中「習性って…」
「え、そうなんですか？どんな人なんですか？」
菅原「うーん…予想以上の奴と言うか…土曜の試合、大丈夫かな？俺、Aちゃんが心配だよ…」
田中「あー、なんなら俺、全然代わるし…！」
「え、嫌ですよ〜！こんなチャンス逃すなんて…！」
菅原「チャンスって…(本当にこの子は、ちょっとズレてんのな…)」
「(男子と勝負なんて滅多にない貴重な体験…！逃してたまるか…！)」
菅原「うーん…(いくらAちゃんがあのスパイク持ってても女の子だし…)まぁ…でも、影山もいるしな…」
田中「(うぅ…代わってやりてぇ…！)」
菅原「あんまり…無理しないでね？」
「はい、頑張ります…！！」
菅原「(あ、だめだこりゃ…目がもう燃えてる…)」
日向「うぅっ…！もう…もういっちょ！」
影山「行くぞ…！」
日向「おぅっ！」
影山「おら！後ろだ…！」
日向「よっしゃ…！うぉっ！？」
月島「へぇ…本当に外でやってる。君らが初日から問題起こしたって言う1年？」
山口「げっ…Tシャツ？寒ー…」
日向「(で、デカーー！)ボール返せよ…！」
月島「小学生は帰宅の時間じゃないの？」
日向「っ何ー！？誰なんだお前ら…！！」
影山「入部予定の他の1年か？(タッパあるな…)お前、身長は？」
山口「ツッキーは188cmあるんだぜ！もうすぐ190だ！」
日向「ひ、ひゃくきゅ…！？」
月島「何でお前が自慢すんの、山口。」
山口「あ、ごめんツッキー。」
月島「あんたは北川第一の影山だろ？そんなエリート、何で烏野にいんのさ。」
影山「あぁ？」
日向「おい！土曜日は絶対、負けないからな！」
「おーい！先輩達の方、片付け終わったよー！…って何、また揉め事…？」
日向「あ、いや…！違くて！」
月島「何か小さいのが増えた…」
山口「(小さい…けど、可愛い子だな…)」
「むっ…(デカいなこの…！)」
月島「君らには重要な試合なのか知らないけど、こっちにとっては別にって感じなんだよね。勝敗に拘りないし。君らが勝たないと困るなら、手抜いてあげようか？」
日向「何だぁぁぁ！？」
「はぁぁぁ…！？(めっちゃくちゃ感じ悪い…！)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゅり | 作成日時：2023年4月5日 19時
