小鳥ちゃんと烏と猫と…HQ (ページ2)

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入学式から一夜明け、今日から烏野の生徒としての日々が始まる___

「おはよー！仁花！」

谷地「ぅあ、お、ぉおはよう…！(うわぁぁ…！めちゃくちゃキョドってしまった…！)」

「あはは、ごめんごめん！驚かせちゃった？」

谷地「いやいやいや…！そんな事…！(今日も笑顔が眩しい…)」

「ねね、仁花は部活入るの？」

谷地「私は特には…考えてない、かな…」

「ならさ、今日一緒に行かない？男子バレーボール部！」

谷地「男子バレーボール部…！？」

「うん！マネージャー！どう？」

谷地「(あ、マネージャーか…)えっと…」

「昨日は外で音しか聞いてないんだけど、もうそれだけでワクワクしちゃって。やっぱり好きだなーって！」

谷地「その…私は運動とかはちょっと…マネージャーとか、自信ないし…」

「んーそっかぁー、」

谷地「あの…ごめん、ね？せっかく誘ってくれたのに…」

「ううん、気にしないで！また誘う！」

谷地「えっ…！？(また誘う…！？)」

「すごいんだよ、男バレ！迫力あってさ、見てるとワクワクして、こう胸が熱くなるって言うか…！」

谷地「(キラキラの笑顔だ…すごい好きなんだな…夢中になれるものっていいな…)」

そんなこんなで迎えた放課後、

「じゃあ、また明日ね！仁花！」

谷地「あっ…また明日ね！Aちゃん…！(あ、ついに名前呼んじゃった…！)」

「ふふ、やっと名前呼んでくれた！Aで良いよ！仁花！」

谷地「えっと…じゃあ…また明日ね、A…！」

「うん、行ってきまーす！」

谷地「行ってらっしゃい…！(笑顔が可愛すぎるよ…！)」

男子排球部、体育館___

「入部届の書き漏れは無いし、よし、大丈夫！」

入部届を片手に体育館へと足を進める彼女の耳に、ギャーギャーと騒ぐ男子の声が聞こえる

「あの…？」

影山・日向「「…？」」

「あー！影山飛雄…！」

影山「あ…？って、お前…！」

日向「何だよ影山、知り合いなのか？」

「え、それにあの時のジャンプすごい人じゃん…！嘘、マジか！すごい！」

日向「え、それって俺の事…！？て言うか、知り合いなのか？影山。にしてはフルネーム呼びだったよな…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」

影山「知り合いってか…」

「私達、同じ中学なんだよね、でも友達ではない！」

日向「えぇ！？(何だ？この人…)」

影山「……。(まぁ、友達ではない、な…)」