あなたの幼なじみになりたい【おそ松】2 (ページ23)

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記憶ページ23

おそ松side

人は失ってから、その大切さに気づく

んな訳ねーだろと思って生活してきた

だが。

Aが事故にあって、眠っているあいだ。

その大切さに気がついた

今思えば、Aが帰ってきたあの日、

何か言いたげで、でも何を言っていいか分からない顔をしていた

それからおでん屋で会う予定だったあの日、

寝ていたAは目や鼻辺りが赤かった。

高校生の時からそうだ。泣けば目と鼻辺りを真っ赤にして、グズグズとするのがAだ。

そして。最後に会った、事故の前の日

Aの顔はすごく疲れていた。

どうしてこんな簡単な変化に気づいてあげれなかったんだろう。

あー。

これが後悔ってやつかー。、

『おそ松さん、？』

お｢ん？どうした？｣

『なんか、元気なさそうです』

お｢あ、ごめん考え事してたわ、気にしないで｣

そう言って頭を撫でる

今の俺が出来ることなんて、何一つない

Aに謝っても、記憶が無いならどうしようも無い

だからせめて、

今のAが辛くならないようにしてあげたい

記憶が戻った時、Aは許してくれるかな。

最悪、許して貰えなくてもいい。

ただ、Aには幸せになって欲しい。

『おそ松さんは、優しいですね』

そう言って笑うA

お｢俺？優しくねーよ？｣

Aの記憶が戻った時、なんて言うのかなAは