あなたの幼なじみになりたい【おそ松】2 (ページ20)

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おそ松side

次の日、

今日もAに会いに来た

Aが好きだった、いちごミルクを持った。

今も好きかな

なんて思いながら、ウキウキで。

お｢A〜、おはよ｣

入ると、Aが顔を動かした

お｢昨日より、動かせてるじゃん｣

Aの頭を撫でた

『え…と…』

お｢昨日会社？の人がお見舞い来たよ、早く復帰できるようにだってよ。病人目の前にしても仕事しか頭にねーのな。やめたら？｣

『あ…え…しご、と、？』

お｢え。A仕事してたろ？、あれ、もしかして辞めてた？｣

『私…仕事…してたんですか…？』

お｢…A…？｣

｢後遺症が残る｣

医者の言葉を急に思い出した

まさか

お｢A…俺のこと…わ、わかる、？｣

恐る恐る聞くと

『え…その…ごめんなさい…』

お｢そっ…か…まぁ、仕方ねーよ、な！謝るな！｣

『すみません…』

お｢とりあえず先生呼んでくるな、ちょっとまってて｣

病室から出たら。

堪えていたものが出てきた

お｢う… あ…｣

1人勝手に。

平和なハッピーエンドを望んでいた

後遺症も残るかもと言われても

俺ならAの後遺症も全部、受け入れるつもりだった

でも

記憶が無い

一緒に帰った放課後も

喧嘩も、買い物だって

何もかも、忘れてしまってるのかもしれない

俺の記憶が無いなら、まぁないだろう。

お｢なんで…なんで…｣

俺は病室の外で静かに泣くことしか出来なかった