鬱 ページ12
｢Aちゃん、ミス、多すぎない？最近。
私情を仕事に持ち込むのは違うんじゃないかな？｣
『す、すみません、！』
｢Aちゃーん、昨日の取引先の佐々木研究ににメスシリンダー何本納品した？｣
『えっっと、150本です』
｢はぁ！？それはあっちの川崎業者でしょう！？佐々木研究は250本よ！！！｣
『えぇ、！？あ…すみません…！！！
今、佐々木研究さんの方に連絡とお詫びしに行きます、！』
｢いい。私がやります｣
『ご、ごめんなさい。本当。ごめんなさい』
｢謝らなくていいから、態度で示してほしい｣
『はい。。。』
何もかも上手くいかない。
おそ松くんと、しっかりお別れをしてから1ヶ月。
最初の3週間はさほど普通にできていた仕事が。
最近になってできなくなった。
、おそ松くんが悪いとかじゃない。
シンプルに私の不注意だ。
おそ松くんどころか、六つ子のみんなに会えていない
トド松くんから最後に来た連絡いつだっけ、、
2週間くらい見てないかも。
｢Aちゃーん、これ、今から川崎業者行ける？｣
『行きます、！』
｢これ、気をつけて持ってね｣
『はい！』
そんなこと考えてられない
私はメスシリンダーの箱を車に積んで、川崎業者に一人向かった
『ここを左…と。』
大きい道路に出ると、見たことあるパーカー。
おそ松くんだ。
隣にはトト子ちゃん。、
いい、仕事に私情を持ち込むな。
私は見無かったことにして通り過ぎた。
ーーーーーーーーーーー
『こんにちは〜、赤塚理科事務所でーす！』
｢ぉぉぉ、いつも世話になってるね｣
『いえいえ〜、今回ご注文のは…50mlメスシリンダー150本ですね…こちら納品書になります』
｢あぁ、ありがとう｣
今日は間違えずに済んだ。
帰り道。
おそ松くんとトト子ちゃんは見なかった。
けど。
心がすごいモヤモヤする。
やっぱり。私はまだおそ松くんが好きなんだなぁって。
だから。
私情を仕事に持ち込むのは良くないって。
両頬を思い切り叩き、私は会社へと戻った
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作者名：うみちゃん | 作成日時：2023年12月13日 1時
