あなたの幼なじみになりたい【おそ松】 (ページ45)

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好きページ45

おそ松side

『人多くてしんどかった〜』

そう言って『おぇぇ』とリアルすぎる嗚咽を放ったA。

そうやってたまに出してくる変なボケも

何かと傷つけてしまうその腕も

俺がA子と話してる時にしてたあのﾀﾋんだ魚みたいな目も

クラスの端っこでボーッとしてて魂抜けてる顔も

全部全部。全部。

俺からしてみたら愛しくて仕方ない。

『あぁ、危ない、本当に出そうになっちゃった』

お｢涙目じゃん、なにしてんのマジで｣

そう言って頭を撫でると、｢わわっ何！？｣と顔を真っ赤にしておどろくA。

あーまじで。

全部可愛い。

『打ち上げ、行かなくてよかったの？』

お｢ん、あー、別に。俺最初からAと帰るつもりだったし。だってお前俺居ないと生きてけないだろ〜？？お兄ちゃんが面倒見てやるからな〜｣

『えー、おそ松くんお兄ちゃんはちょっとなぁ』

ヘラヘラと笑うAに

また心臓がぎゅっとなる。

全部俺のになればいいのに。

なーんて、言える訳ないから、

お｢お兄ちゃんバカにすんな〜？｣

ってふざけてその場を誤魔化して終わらせるんだ。