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お昼はいつもカラ松くんと食べている
カ「Aちゃん、手、大丈夫?」
『いつものことだよ、大丈夫』
勘が鋭い子2人目、カラ松くん
朝のおそ松くんとの会話を聞いてたとか、そういう訳では無いけど
カラ松くんも結構こういうのにすぐ気づく
さすが兄弟って感じ。
カ「でも…」
『生きてるって実感したくてやってるの。
これやらなくなったらタヒぬと思って、ね。』
カ「う…うん。」
『そういえば、5時間目の数学、抜き打ちでテストやるらしいよ、一松くんが教えてくれた』
カ「えー、それは嫌だなー」
『だよね、私今やってる所何も分からなくって笑』
カ「僕も、笑」
『課題も提出でしょ、佐藤先生も結構鬼だよね』
カ「たしかに」
二人で教室の隅っこで話しながら過ごす昼休みは、静かでゆったりしてて落ち着く
しかしこの大人しいが故に面倒くさいこともある
A子「福士さ〜ん、今日の数学の課題集めるの福士さんお願いしていい?」
『あれ、それってB男くんじゃなかったっけ…』
B男「わりー、俺やってなくてさー、やってない俺が全員分集めて持ってくのもなんか気まづくねって感じでさ」
『そっか、うん、良いよ、』
A子「ありがとー!じゃあこれ、あとはよろしくね」
そう言うと中途半端に集めてた課題を私の机の前に置いて、2人は教室を出てしまった
カ「いつも課題集めるの、Aちゃんだよね…」
『まぁ、いいよ全然、』
課題は基本、名簿番号順に並べて提出するのがこの学校の暗黙ルール。
課題をちらっとみると、綺麗にバラバラだった。
さっさとお昼を食べ、私は課題を順に並び替え、出てない人に声掛けて、提出しにいった
カラ松くんが半分持ってくれた。
『ありがとうね、カラ松くん』
カ「いいよ、これくらい」
ほんとに優しいなこの子。
どうして彼女が出来ないんだろう…
C美「あ、松野くんさぁ、トド松知らない?」
カ「へ!!!?あ…え…っ…と、、、その…」
こういう所か…
『トド松くんなら、多分四組にいると思うよ』
C美「あーね、おけ」
そう言ってC美さんは4組に向かった
カ「こ…怖かった…」
ほっと胸を撫で下ろすカラ松くんを見て、思わず笑ってしまった
そしてふと、前を見ると、おそ松くんとトト子ちゃん
仲良さそうでいいなぁ。
あんなにクラス離れてるのに。
なんて考えてしまった
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作者名:うみちゃん | 作成日時:2023年11月26日 17時