保健室 ページ29
『ハァ…ハァ…』
カ「Aちゃん大丈夫?顔色すごい悪いけど」
『全然大丈夫…』
カ「大丈夫そうに見えないよ…」
体育の時間。
1組と2組は合同でやっている
今日はバドミントンだった
私のペアはカラ松くんだった
お「よっしゃー!ま〜た勝ったわぁ!」
向こうからおそ松くんの笑い声が聞こえる
私はバドミントンは下手では無い。むしろ好き。
でも今はそんなこと言ってる場合じゃない
最近続いている寝不足と昨日また傷つけてしまったせいで体調が良くない。
カ「無理しないでよ」
『ほんと…大丈夫だから…』
待機中に何とか…何とか…
息を整えながらおそ松くんを見た
おそチョロコンビと言われるあの二人はほんと強い
半袖ハーパンで、汗拭いながらバドやってるおそ松くん、かっこいいなぁ。
『うぇ…』
カ「ね、保健室行こ?ね?」
『でも…カラ松くんにも迷惑…』
カ「僕のことは気にしないで?ね?」
本当はバドやりたい。
でもこれ以上カラ松くんに迷惑かけるのも嫌だな
『先生。具合悪いので保健室いいですか?』
「お、おい福士、随分顔色悪いぞ大丈夫か?」
カ「先生、僕が連れていきます」
カラ松くんに肩を借りて、私は保健室へ向かおうとした
すると
「Aちゃん!」
「おいA、大丈夫か」
カ「おそ松兄さん、チョロ松」
お「カラ松、お前ちょっとチョロ松とペア組んでやってくんね?俺連れてくから」
カ「あ、ありがとう」
『おそ松くん…?』
お「うん、おそ松だよ、ゆっくりでいいから。行こうか」
おそ松くんは慣れたように私の腕をおそ松くんの肩に乗せ、優しく支えながら歩いた
お「歩けなかったら言えよ…お前今日体育だってのに昨日もまた腕切るから…」
『それだけじゃないと思うけど…』
お「言い訳は後にしような」
頭を撫でられ、鼻血が出そうになったけど私はこらえた。
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作者名:うみちゃん | 作成日時:2023年11月26日 17時