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朝はいっつも6人+私
トト子ちゃんは朝が弱めらしい
6人の家は私の家から学校に向かう通り道にある
だからいつも一緒に行くわけなんだけど。
お「A、お前またやったの?」
『?』
お「手。」
おそ松くんは本当にこういうのに鋭い
お「見せて」
良いよと言う前に、おそ松くんは私の腕を掴み、セーターの袖をめくった
お「痛くねぇの?」
おそ松くんは、私が傷を入れる度に毎回聞いてくる
『痛いよ、でも、それが生きてる証って考えてから、やめらんなくて』
するとおそ松くんは悲しそうな顔をして
お「Aのそんな悲しい顔、俺見たくないな」
と優しく、傷に貼ってある絆創膏を優しく撫でた
…そういうこと言うから、
余計に辛くなるじゃん
チ「ちょっと、Aちゃんの腕触って何してるの、おそ松兄さん」
お「やー、別に?可愛い腕だなーって」
パッと袖を元に戻して、弟達にはバレないようにしてくれるその優しさ
『可愛いとか簡単に言うものじゃないよ』
そう言うとおそ松くんはニコッと笑って
お「俺、嘘はつかねーよ」
と言った
その笑顔に私はドキドキする
だめだよ。
私みたいな人勘違いしちゃうじゃん。
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作者名:うみちゃん | 作成日時:2023年11月26日 17時