あなたの幼なじみになりたい【おそ松】 (ページ16)

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『ありがとう、落ち着いた』

貰った水を飲みながら、私はぼーっとしていた

あー、この時間がずっと続けばいいのにな。

お｢Aさー、長袖やめたら？｣

『え』

お｢いやさ、A半袖なの新鮮だから｣

え。そんな理由か？

『でも…』

するとおそ松くんは私の左腕をちらっとみた

お｢みんなそんなに気になるのかな、俺は気にならないけど。｣

『みんなにさ、気持ち悪がられるかなって』

お｢あ、新しいのある、痛そ｣

私の左腕を引っ張って優しく撫でながらそう呟くおそ松くん

ここまでしてくれるんだよ、好きになるの当然だよね

『痛いよ、そりゃ。』

おそ松くんは少し寂しそうな顔をした

お｢俺だけが知ってるもんな、この腕｣

『見たことは無いけどカラ松くんも知ってるよ』

お｢は、俺だけだろーが見たのは｣

ムッとするおそ松くん

『そっか、そうだね』

そう言って時計を見るともう6時半だった

『そろそろ帰んないと』

そう言って立ち上がると、おそ松くんは｢送ってくよ｣と一緒に立ち上がった

いいよ、と断ったけど｢女の子一人で帰るのは俺が無理｣と笑った

お｢セーター乾いてねーからさ、明日持ってくわ、代わりにこれ着る？俺のだけど｣

そう言っておそ松くんは自分の制服のセーターを取り出した

『え、や。いいよ？、大丈夫！』

お｢いいって、まだ腕出したくねーだろ？｣

そう言ってくれるから、私はおそ松くんのセーターを借りた